双子と幼なじみの四人殺し 1

著/森田陽一 イラスト/saitom レーベル/GA文庫

ブリキ絵の新刊か〜(*´ω`*)

別人だったお(^ω^)
まぁよくよく見たら違いは分かりますです。


第3回GA文庫大賞【奨励賞】。
金属バットで殴ったり頭蓋骨陥没させたり刃物で刺し殺したりと非常に暴力描写が多い&作品全体が暗い雰囲気なのと、主人公がすぐカッとなって暴力で解決しようとするDQNなので、普通の一般的なラノベ好きには向いてないと思います。
あと主人公と双子姉妹の暴力にもうちょっと裏づけと言うか根拠と言うか、説得力があれば良かったかなと思いました。
前述の様にsaitom絵はブリキ絵にとても似てると思います。急いでなければ見間違えることは無いとは思いますけれども。でもほんと似てると思う。



参考にブリキ絵です。

キミはぼっちじゃない! 1

著/小岩井蓮二 イラスト/鳴瀬ひろふみ レーベル/MF文庫J

第7回MF文庫J新人賞<佳作>。
ちょっとだけSFの振りしたホームコメディっぽい学園ラブコメ。SF関連は浅めで魔法と変わらないレベルなので、基本的には気にせず普通のラブコメとして読めました。
タイトルにあるように家族や友人、幼なじみなど人との絆がテーマになってます。主人公も、幼なじみも、異世界から来た幼女もみんなぼっちじゃないんです、繋がっているんです。
表紙の幼なじみヒロインとお互い意識しあってるけどなかなか気持ちを伝えられないのがニヤニヤできました。
ストーリーや設定は特に面白くはなかったかな?既視感のあるテキストと、イマイチ使いきれてない平行世界やらの設定がやや気になりました。

俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件 1

著/七月隆文 イラスト/閏月戈 レーベル/一迅社文庫

MF文庫J電撃文庫富士見ファンタジア文庫ガガガ文庫スーパーダッシュ文庫と様々なレーベルを渡り歩いてきた作者が、また新たに一迅社文庫で始めた学園コメディ。角川系レーベルから非角川系レーベルまで多岐に渡って書いてる経歴はなんだか凄い感じ。
MFで書いてた学園とセカイと楽園(全3冊)が好きだったので作者買いしました。
最近大流行中の長い説明タイトルで中身を表す系ライトノベルで、中身はタイトルまんまで主人公がいきなり拉致られてお嬢様学校で庶民のサンプルとして過ごすことになるというお話。
秘童貞藤島さんとか言いそうなドSメイドや優雅なお嬢様学校とかの雰囲気がのーぶる☆わーくすに似ててとても好みでした。だってお嬢様とか好きだから!(>_<) 白い制服も好きです。
コメディの中に何気なくパロディが入ってたのも好みな感じ。パロディばかりでくどくならないようにしかもさらっと流すさじ加減にバランス感覚の良さが垣間見えました。「鍛えてますから」(仮面ライダー響鬼)とかとても懐かしかったです。ただ読者層であろう中高生には高確率で通じなさそうではありますけれども。
展開が早くてテンポよくお話が進みます。
場面ごとに最小3ページ最大18ページ程度で短く区切ってさくさく進行していって、その中に色んなコメディが入れてあるので次から次へと楽しく読めました。
終盤ちょっと盛り下がった感がないものの、オススメです。