第7回MF文庫J新人賞5冊、全部読み終えました(*´ω`*)

最優秀賞/豚は飛んでもただの豚?
優秀賞/Tとパンツとイイ話
佳作/オーバーイメージ
佳作/キミはぼっちじゃない!
審査員特別賞/正捕手の篠原さん


見よ!この燦然と輝く金帯を!!

だってボクはMFに飼いならされた生粋の萌え豚だから・・・('ω'`)
ラノベ検定だと最優秀賞はかなりの確率で出題されると思われます。

オーバーイメージ 1 金色反鏡(ダーティー・ゴールド)

著/遊佐真弘 イラスト/さんた茉莉 レーベル/MF文庫J

第7回MF文庫Jライトノベル新人賞<佳作>受賞作。
異能バトルもの。想像力を色に変え具現化して戦う白色世界「オーバーイメージ」で、自らの願いを叶えるために他の参加者を倒していくとか俺は殺さないとかそんなお話。
電撃使いのツンデレお嬢様とかロリっ娘高校生とか腹黒幼なじみとか全員まとめてハーレムとか夜空vs星奈まんまの会話etc...テンプレ全開でややこじんまりとしてたけど、それなりにリスクリターンのシビアな面もあってなんちゃってバトルものではなかったし、全体的にまとまってて面白かったです。
それはそうとしてイラストがとても良かった。主に性的な意味で。
このさんた茉莉さんは着エロのなんたるかを非常によくわかってるイラストレーターさんだと思います。
インターネットさんによるとM ni AQUA(MINK)やLEAFで原画・SD原画やってたそうです。
確かにリーフっぽいイラストな感じはします。
特におっぱいのイラストが素晴らしい。制服着てるのに下品さすら感じる乳です。もちろん褒めてます。溢れ出さんとする巨乳をおしこめたって感じがとてもよく表現されていて、とても性的な魅力を感じました(^ω^)フヒヒ
スカートの描き方も綺麗でそこから見える絶対領域とかもとても好み。
表紙の金髪おにゃのこが四つん這いになってるのを後ろから描いたシーンは、重力に惹かれる乳とスカートがまくれて見える股から太ももが実にけしからん感じでした。
とても好みです。

Tとパンツとイイ話 1

著/本村大志 イラスト/前田理想 レーベル/MF文庫J

第7回MF文庫Jライトノベル新人賞<優秀賞>受賞作。
エロゲにしろラノベにしろだいたい女の子の方が主人公に惚れてて上下関係も主人公>女の子な事が多いと思うんですが、この作品は主人公が幼馴染の女の子にベタ惚れで力関係も幼馴染の女の子>主人公、よくある幼馴染となんとなく好きあってる関係なんだけど女の子の方に会話からボケからほぼ全ての主導権があって、しかも意図的に主人公をからかってくるので、いつもと逆のラブコメ関係が新鮮でした。
幼馴染の女の子は明るくてウィットに富んでてとても好みでした。
メインキャラが男ばかりでハーレム要素が皆無だったものの、軽いノリや展開は実にMFらしい作品。
第7回新人賞組の中では一番MFらしい作品だと思います。
ただタイトルだけちょっとどうにかならんかったのかな、と。

豚は飛んでもただの豚? 1

著/涼木行 イラスト/白身魚 レーベル/MF文庫J

第7回MF文庫Jライトノベル新人賞<最優秀賞>受賞作。
表紙にけいおん!の澪と唯がいる!と思ったあなた、イラストレーターの白身魚さんはけいおん!で有名な某京アニ堀口悠紀子さんの別名義なのです。
タイトルはとてもヘンテコですが、中身は非常に真面目な三角関係ラブコメ
イメージ的にはテンション低いとらドラ!。なんせ最初から最後まで暗い。陰鬱ってほどではないんだけど、テンション低いというか真面目な恋愛書いてるというか、明らかに萌え萌えブヒブヒなMF読者層と乖離してます。
そんな感じで面白かったんだけどまったくもってMFっぽくない作品でした。レーベルで言うと角川スニーカーあたりのイメージ。普段のMF文庫Jのイメージと正反対だったので、これが大賞だったのはとても新鮮&驚きでした。


以下ネタバレ。


ストーリーを要約すると、現在はボクシングに明け暮れてた元不良あがりの主人公が高校デビュー時にクラスメイトに初恋をするものの、恋愛童貞(どころかろくに男友達すらいない)でどうしたらいいか分からなくて、その子の妹がちょうどバイト先で一緒に働く女の子だったからその子にアドバイスしてもらう過程でどんどん仲良くなって、妹→主人公→初恋相手という一方通行な三角関係ができあがります。妹→主人公はまだ確定じゃなくほのかな段階ですけど。
妹との付き合いに圧倒的に多く分量が割かれているので、多分最後にくっつくいわゆるメインヒロインは妹の方なんじゃなイカ?と個人的に思いました。
好かれるための努力を一生懸命やったり相手の気持ちをお互いに慮ったりとほんと真面目な恋愛ものなので、どちらかというと通常のMF文庫J読者よりは、安易なハーレムが苦手で普段MFを敬遠してる人にお勧めじゃなイカ