お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 5

著/鈴木大輔 イラスト/閏月戈 レーベル/MF文庫J

1〜4巻で1か月しか進まなかったのに、5巻だけで2か月進んだ件に関して(・∀・)
登場人物、特に一番手ヒロインの秋子が絡む掛け合いが面白いので読んでて楽しいです。
生徒会の一存のくりむちゃんが好きな人とかたぶんはまるんじゃなイカ
前巻ラストで登場した幼なじみで婚約者で妹と引き離されてやさぐれてた時代の主人公を親身になって助けてくれた飛び級才女でとてもよくできた12歳の小学生鷹ノ宮ありさメインのお話。持ち前のスペックの高さ&優しさで学生寮の生徒会メンバーと仲良くなっていきます。
ついでに最近ちょっとウザきゃらで読者の評判があまり良くなかったぎんぎんも軌道修正して、無事可愛いヒロインへと生まれ変わりました。新しい生活で彼女も成長したってことで理由づけしてたけど、たぶんアンケートとかかなりチェックしてるっぽい感じ。
そんなわけでおすすめです。

精霊使いの剣舞(ブレイドダンス) 6 追憶の闇精霊

著/志瑞祐 イラスト/桜はんぺん レーベル/MF文庫J

3年前、契約精霊として共に精霊剣舞祭を勝ち抜いた闇精霊レスティアとの邂逅・戦い。3年前の剣舞祭優勝後に主人公が何を願ったのか、真実が明らかになります。
以下ネタバレ。



願ったのはレスティアの願い=精霊王を殺すことでした。その意図はまだ不明なものの、この先戦いを続ける中でレスティアの動機とかはおいおい明らかになっていくのでしょう。
バトルはかなり熱くてテンションあがりました。
まず主人公が両利きなのが判明。
本来は二刀流の技とか言って必殺技撃ってたので、この先右手に伝説の〈魔王殺しの聖剣(デモン・スレイヤー)」テルミヌス・エスト、左手に最強クラスの闇精霊の魔剣〈真実を貫く剣(ヴォーパル・ソード)〉レスティアの聖魔二刀流フラグ立てまくりで、想像するだけで格好良すぎてヤバかった。
MFはファンタジー少なくてこういう超王道ど真ん中の主人公って少ないから余計に感じたのかもしれません。
バトルも聖剣vs闇の魔剣と超王道、さらにチームの精霊姫たちの息の合った援護を受けて最後は勝利をもぎ取ります。とても熱いです。正直ブレイドダンスがここまで熱いバトルものになるとは思ってもみませんでした。バトルもの好きならおすすめ。読みやすいし。MF特有のハーレムも健在だし。
あと戦闘描写が分かりやすくてよかった。
今までいろいろバトルものも読んできたものの、しっかりじっくり読まないとどういう応酬があったのか分かりづらい作品が少なくなかったんですが、この作品は何してるか非常に分かりやすくて、作者がかなり気を使って描いてると感じました。
とてもお勧めです。

迷い猫オーバーラン! 4 みんな私が拾います♪

著/松智洋 イラスト/ぺこ レーベル/集英社スーパーダッシュ文庫

希が巧の好きなものをクリスマスプレゼントに送るためにエロゲー買いに行くんだけど、教科書の性の知識とは別次元の、声優が熱演し男の欲望を満たすために作られた生々しい女の子ゲームを知って(店頭でエロシーンを見て)、恥ずかしくて逃げ帰ってその後も巧をまっすぐ見れなくて「えっち・・・」とか言う姿がとても良かった。でもできれば挿絵がほしかった。ぺこ先生のイラストは迷い猫オーバーラン!とまさに一心同体の素晴らしい絵ですからね(>_<) 
希のミニスカサンタの挿絵とかほんと素晴らしかったです。
上は完全防寒の厚着なのに下はミニスカートで生足見えてるとか機能性をガン無視したその圧倒的なギャップが背徳的でよいと思います!(>_<)ミ☆
新キャラのクリスが登場。可愛いけど男の子でした。今後もちょいちょいでるっぽい。


以下、本編に深くかかわる致命的なネタバレをしています。







都築乙女はストレイキャッツの実の子ではありませんでした( ・`ω・´)
乙女の過去話や乙女と巧との出会い、そこから生まれたもはや歪んでいると言っても過言ではない乙女や巧の人助け第一主義の根っこの理由が明らかになって、作品の中でも特に大事な巻だったと思います。
乙女のケーキが微妙な味なのが、巧を拾ってきた時に泣きながら美味しいと言われたからってのが理由だったりと、いろいろちゃんと考えて設定されてるんだな、と思いました。まぁ何でもできる万能超人がケーキだけは美味しく作れないとかありえないもんね。その辺十分に知らずにアニメの時に何この設定とか不満不平言ってとてもごめんなさい。今は反省している('ω'`)
千世・文乃・希による巧争奪四角関係も本格的に始まってにやにやできました。
迷い猫オーバーラン!面白いじゃない。