喰-kuu- 1

著／内田俊　イラスト／まりお金田　レーベル／MF文庫J

第6回MF文庫Jライトノベル新人賞＜優秀賞＞
大食、特に早食いをテーマにした作品。一昔前にはやったいわゆるフードファイトもの。
「学校の階段」「ベン・トー」とかの普通とはちょっと違ったことに青春と情熱を傾ける作品が好きな人は好きそうな感じ。
氷菓では公式戦無敗の《氷山に咲く花》（フリージア）だの、圧倒的な大食い能力を持つ高い壁《四つの胃袋を持つ男》（クアッドコア）だの、麺系で圧倒的な力を発揮するメインヒロインの《極大引力》（ブラックホール）だの、戦士たちには賞賛と敬意を込めて送られた厨二病的な二つ名もあります。
メインヒロイン井ノ原みのりが独占欲が強かったりズケズケ物言ったりするのが好みでした。

かぐや魔王式！ 第5式

著／月見草平　イラスト／水沢深森　レーベル／MF文庫J

短編集。
文科系部活動学園物の短編集は、それぞれのヒロインたちを少しずつ掘り下げながらちょっと主人公との距離が近づく、みたいなあまり深く考えずに頭空っぽにしてさらっと読めることが多くて良いと思います。これもそんな感じで1時間半くらいでさくっと読み終えました。ぺったん娘な六道が巨乳になろうとイソフラボン生活したり、あいふぉんがプチ家出したらハラグロのお家に自衛隊が突入して来たり、実妹に義妹疑惑が持ち上がったけど変態パパさんのせいで結局実妹だったり、伝説の樹の下にぱんつで吊るされたりそんなお話。何を言ってるか分からないと思うけど、すべて事実なんです。ワシは悪くない(´･ω･`)

迷い猫オーバーラン！ 5 本気で拾うと仰いますの？

著／松智洋　イラスト／ぺこ　レーベル／集英社スーパーダッシュ文庫

バレンタインのお話。
大吾郎に春が来ます。それを絡めながらストレイキャッツ三人娘に巧争奪戦させるいつもの展開。
大吾郎が家康に丸め込まれてバレンタイン反対運動に署名したからって理由でチョコの受け取りを断ったシーンで、家康がマジでしゃれなんねー事してもたわ・・・って青ざめてアワアワしてたのが印象的でした。根はいいキャラだよね。もっともらしいこと言って声優科作ってもらおうとしたりするけど、聞かれたらすぐにアイドル声優の卵ときゃっきゃうふふしたいから作ってほしいですって本音を語っちゃうし。アホでウザいけど本当に悪いことはできない人。だから巧や大吾郎とも親友なんだろうけど。
あと竹馬園夏帆が庶民を人とも思わない感じ悪い上流階級でかなり感じ悪かった。文乃の手作りチョコを捨てたシーンとかもしそれが千世ぽんや希んのだったらボクは切れてましたよ！


ぺこ先生のイラストが可愛かった。
迷い猫オーバーラン！とまさに一心同体の素晴らしい絵だと思います！(>_<)ミ☆