失敗禁止! 彼女のヒミツはもらさない! 1

著/真崎まさむね イラスト/さより レーベル/MF文庫J

10月新刊。
第8回MF文庫Jライトノベル新人賞【優秀賞】受賞作。
「失敗禁止」は略すと「失禁」ですね分かります('ω'`)
どうせおしっこ漏らすと勘違いさせて買わせるつもりなんだろでもそんな手には乗りませんから!でもちょっと興味あるから買ってやんよ!べ、べつに女の子のおもらしなんてぜんぜんちっともミジンコも期待してないんだからねっ!
そう思ってた時期がボクにもありました。

「ここの部員は、みんな、そう。皆おもらしをする。ここはおもらしをする人が集まり、助け合う部。おもらしを治すための部」

そう、失禁の名に恥じないガチで純粋な美少女おもらしライトノベルだったのです。
緊張したり怒ったりと言ったことでおもらししてしまう美少女達とのラブコメで、ハーレムものらしくおもらしヒロインズを助けて信頼を得ることで次々とフラグを立てていきます。
おもらしを我慢して内またになったり腰をゆすったり限界を迎える寸前でアヘっちゃう美少女達がとても良かったです(^ω^)ウヘヘ
やっぱりおもらしを我慢する美少女は最高だな!
美少女のおもらしが見たいんじゃない、おもらしを我慢して恥ずかしがる美少女が見たいんです!そんなライトノベル
とてもいいと思います。主に性的な意味で。
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ラストシーンでは主人公が土下座して頼んで表紙の金髪お嬢様におもらししてもらい、円満解決ハッピーエンド。
何を言ってるか分からないと思うがボクも何を言ってるか分からない('ω'`)
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ヒロインは可愛くておもらしするし、ストーリーもまぁまぁ、すれ違い掛け合いコメディもテンション高くてテンポも良く面白かったです。
おすすめ。

瑠璃色にボケた日常 1

著/伊達康 イラスト/えれっと レーベル/MF文庫J

紺野孝巳は、霊障に悩まされる高校一年生。ある時、校内でも有名な霊能者の少女、有働瑠璃の所属する『お祓い研究会』を訪れるのだったが――おはらいではなくおわらい。そこはなんと『お笑い研究会』だった! 謎の会話から孝巳にセンスありと認めた瑠璃は、その場で孝巳を入部させてしまう。さらに“霊導師”を名乗る学校一の美少女、鴫原翠まで現れ――「フン、『霊感女』の称号なんて翠にくれてやるさ。私には『爆笑王』の称号と、『ミス青鶴高』の称号があればそれでいい」「その二つは同時に成立するのか?」――いま、霊と笑いに囲まれた非日常な青春が幕をあける! 美少女にツッコミまくる青春系フルスロットルコメディ!

10月新刊。
第8回MF文庫Jライトノベル新人賞《佳作》。
兵庫県出身+野球好きそう=阪神ファンの公式。まぁうちの隣りにも裏にも巨人ファンいるんですけど。
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本の紹介見てこれはどう見ても外れっぽい雰囲気('ω'`)と思って買った(MFの新人賞で絵が可愛かったら原則購入しています)ら、中身がMFとは思えないほどしっかり作ってあって、もちろん絵も可愛くて大当たりでした。
とてもお勧め。
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事故で野球の夢を断たれた野球馬鹿の主人公が、馬鹿なせいでよく考えずに首を突っ込んで何度も痛い目を見ながらも、すこしずつ成長していくお話。
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メインヒロイン・有働瑠璃が天才的な除霊の才能を持ちながらお笑いを求める理由も、彼女が冒涜的な死生観を持っている理由も、サブヒロインの鴫原翠が、最初の方で出てくる不良のチャラ男が女漁りしてる理由にすらちゃんと物語的な理由があったりと、読み進めるとどんどんピースがハマってくるタイプの作品で、読んでて楽しかったです。
他にも序盤の主人公の設定で、中学に入ってフォークボールを覚えたってのがをサラッと説明されるんですが、その設定が中盤の見せ場で超かっこよく使われたりと、ほんと密度が高くて読みごたえ抜群でした。
なんせ色んな設定が次々繋がってくるので読むのがわくわくしました。
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あとセカンドヒロインの鴫原翠ちゃんがとても可愛いです。右側の子ね。
そしてまたもや金髪さん(正確には「色素の薄い髪」)。kaeeさんには金髪系ほんま好きっすねーみたいなことを先日言われました。たまたまだと思うんだけど、ここまで偏ると潜在的な願望やらなんやらがあるのかもしれません。
多分好きなタイプが金髪にカテゴライズされやすいんじゃなイカ?と思ったり思わなかったり。しっかり系でたまにちょっと抜けるおちゃめな面もある、髪はロングでおっぱいは巨乳(馬から落馬的な表現でめんちゃい)で少しお嬢様属性。これってなんとなく金髪属性っぽくないですか?
閑話休題
この金髪な鴫原翠ちゃんは作者がお気に入りでこの先いっぱい出番を貰えるみたいなので、そういう意味でもとても楽しみです。
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とてもお勧め。

森羅万象を統べる者 1 “万物創造”

著/水月紗鳥 イラスト/有河サトル レーベル/MF文庫J

10月新刊。
第8回MF文庫Jライトノベル新人賞【佳作】受賞作。
「森羅万象」は「オムニア」と読みます。「オムニアをすべるもの」。
感想なんですが、何と言いますかその、ファンの方には大変申し訳ないんですが、ぱにーに(=゚ω゚)ノシの嫌いな要素がふんだんに詰め込みれた作品で、正直読むのが苦痛でした。これはもうボク的には褒めるのは不可能です。ほんとファンの人は読まないでください。そしてごめんなさい。褒める要素が無い以上、当然のように批判一色な感想になるわけで、最初に謝っておきます。
イラストレーターさんが兵庫県神戸市民なので地元枠で応援したかったんだけどほんと無理でした。
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・授業中にメインヒロインを膝の上にのっけて、抱きしめながらちゅっちゅする主人公・・・イライラ度1
・それをろくに注意すらしない教師、授業をまともにやらない教師など社会常識欠如の登場人物たち・・・イライラ度2
・あざとさすらないページ数稼いでるだけの中身のないエロ。おしっこするヒロインが見たいんじゃない、おしっこを我慢して恥ずかしがるヒロインが見たいんです!・・・イライラ度3
・主人公一人称視点なのに、主人公が知りえたことが読者に明かされないことが多く、しかもそれをやたらとひっぱる作風。なんで三人称で書かなかったのか・・・イライラ度4
・ラストで主人公の素性が物語の最大の謎だったとかいう一人称モノでそれはどうよな展開・・・イライラ度5
・途中から完全な血筋だけによる最強能力を持った主人公による俺強ぇぇぇぇ系・・・イライラ度5
・全然魅力感じない主人公なのに、周囲からの主人公の持ち上げられ方が半端ない・・・イライラ度6
・TPO無視したキチガイカップルを押し通しておいて、周りから好意的に受け取られてるとか思う主人公の思考回路(例:「クラスメイトたちは諦めや呆れも含んでいるけど、結構好意的に俺たちのことを受け入れてくれてる」など)・・・イライラ度7
・とある事情でまともに生活できないくらいの非力で無能で低運動神経なメインヒロインなのに、なぜか馬鹿力があったりジャンプで寝そべる二人飛び越えてちゃんと着地できたりする設定の齟齬・・・イライラ度8
・主人公の小物っぷり(P195「バカが」→P196「こいつは、危険だ」)・・・イライラ度9
・ラストのシーンはまるで調子乗ったチンピラ、全体的に他人を見下しまくりの主人公・・・イライラ度マックス
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最初から最強の主人公と、好感度マックスのヒロイン、主人公に都合のいい優しい世界が好きな人向け。
ぱにーに(=゚ω゚)ノシは努力して強敵を倒すお話が好みなので、この作品はちょっと・・・