お金の持ち込み
メルボルンで遊ぶにしろ,働くにしろ,勉強するにしろ日本からある程度お金を持ってこなければ,何も出来ません.長期滞在の場合,生活の立ち上げのために多額のお金を用意する必要があります.どのようなやり方があるか,まとめてみましょう,
数千ドル以上と金額が大きい場合,以下のやり方が代表的だと思います.
- 現地の銀行口座に送金
- 国際キャッシュカードで日本の口座から引き落とす
- トラベラーズチェックで持ってくる
- 現金で持ってくる
現地の銀行口座に送金
金額が大きい場合はこれがいちばん確実な方法だと思います.日本の都市銀行から送金も出来ますし,郵便局からも出来ます.ただし,換金レート,手数料が高いのがネックです.手数料が比較的が安いのはシティバンク,新生銀行など外資系の銀行です.なお,日本からオーストラリアの送金でよく使われるKVB Kunlunの円送金があります.通常よりお得なようですが,わたしは使ったことがありません.詳しくは下記を参照してください.
http://www.kvbkunlun.com/websites/jp/soukin/
国際キャッシュカード
国際キャッシュカードを使えば,日本の銀行口座のお金を,オーストラリアのATMをつかって引き出すことが出来ます.Plus(VISA系)あるいはCirrus(MASTER系)と提携したATMならどこでも利用可能です.ほぼすべてのATMはPlus, Cirusに提携していますので,不便はありません.換金レートもクレジットカードのレートがそのまま使用されますから,手数料などが発生する他の換金方法より良いと思います.まあレートは為替相場によってだいぶ違ってしまうのですが.- 新生銀行 http://www.shinseibank.co.jp/
- みずほ銀行 http://www.mizuhobank.co.jp/
- Citi bank http://www.citibank.co.jp/
- SONY bank http://www.sonybank.net/
- 東京三菱銀行 http://www.btm.co.jp/
- UFJ銀行 http://www.ufjbank.co.jp/
- 三井住友銀行 http://www.smbc.co.jp/
がこのサービスを行っています.この中では,引き出し手数料無料,振り込み手数料月5回まで無料,インターネットを介した口座開設などの利点を持つ新生銀行がわたしはいちばん良いと思います.
国際キャッシュカードの難点は,一度に引き出せる金額に上限があることです.ひとつのATMでは多くとも2000ドルが上限です.カードによっては,一日の上限金額が決まっている場合もあります.
トラベラーズチェックで持ってくる
盗難,紛失に強いことが最大の利点です.換金レートが現金よりはよいので当座の資金を持ってくるときは便利だと思います.チェックは現地の銀行口座に手数料なしで預金することが出来ます.ただし,現金化する場合は手数料がかかります.安全ではあるのですが,その代わりに使用のたびにパスポートの提示を求められたり,使用の前にいちいちサインをするなど面倒なことをやらなくてはいけません.また,換金できるところが少なかったり,換金できるところでは手数料が高かったりするという側面もあります.
持ってきたチェックは,開設した銀行口座にすべて預金してあとはそこから引き出して使うのが良いと思います.
現金で持ってくる
いちばん分かりやすい方法ですが,現金は換金レートが悪いのでだいぶ損をすることになります.また,多額の現金の持ち運びには申告の義務がある(現時点では1万ドル)など面倒です.盗難,紛失した場合保証はいっさい受けられません.番外編:クレジットカード
オーストラリアで新規にクレジットカードを発行するのは,多くのひとにとってかなり大変なので,クレジットカードは日本で作成しておく方が無難です.使い勝手としては,Master => VISA > Amex >Diners >>>>JCBという感じでしょうか.オーストラリアに限ってはbank cardという銀行同士でつくっているものもわりとよく見ます.クレジットカードは身分証明書の代わりとしても機能しますので,オーストラリアの来る前に極力つくっておいた方がよいと思います.
今日のお仕事
- ポスター第1稿完成
- カナダ関連事務
- Sの論文を読む
- 統計のおさらい