アイシールド21 アイシールド意味ねェェェ! けど面白いほんと面白い

ぎんぱつぎんぱつ!

ほんと羨ましいぜ少年漫画界!
読んだよ読んだ。20冊。もっさり読んだ。10日間かけて1日2冊でサクサク読んだ! その10日間どれだけ私が幸せだったか。いいなぁ少年漫画。
アイシールド21 1 (ジャンプコミックス) アイシールド21 2 (ジャンプコミックス) アイシールド21 3 (ジャンプコミックス) アイシールド21 4 (ジャンプコミックス) アイシールド21 5 (ジャンプコミックス) アイシールド21 6 (ジャンプコミックス) アイシールド21 7 (ジャンプコミックス) アイシールド21 8 (ジャンプコミックス) アイシールド21 9 (ジャンプコミックス) アイシールド21 10 (ジャンプコミックス) アイシールド21 11 (ジャンプコミックス) アイシールド21 12 (ジャンプコミックス) アイシールド21 13 (ジャンプコミックス) アイシールド21 14 (ジャンプコミックス) アイシールド21 15 (ジャンプコミックス) アイシールド21 16 (ジャンプコミックス) アイシールド21 17 (ジャンプコミックス) アイシールド21 18 (ジャンプコミックス) アイシールド21 20 (ジャンプコミックス) アイシールド21 19 (ジャンプコミックス)

























べ、べつにアフィリしてるわけじゃないんだからね! ただなんかこうもっさり感と達成感を味わいたくて。。。
そんでね、すごい。アイシールド21すごい。何がすごいって味方のチームメイトにキワモノしかいない。そんな少年漫画はじめて読んだ。いや、最初は正規メンバーが3人しかいないんですよ。だからこれからイケメンが入ってくるんだろうなって胸ときめかせたのにいつまでたっても入ってこない。だから最初からそういう夢も希望もない状態で読んだほうがいいです。
なんでコレを読んでなかったかっていうと2002年ごろは漫画よんでなかったからですね。2003年とかどう考えてもジャンプは死んでましたよね。
なんでコレを読んだかっていうと、人に薦められたからですね。なかなか熱い薦め方でした。「マイナースポーツ!」「挫折!挫折!」「デビルバットゴーストで華麗に抜いた――!*1」などなど。そのノリにつられて読みましたが、面白かったです。私、どんなにデッサンが上手くてバトルでニンニンでキャラにトラウマがあって内面マンセーでもNARUTOがダメなんですよ。新章になってから好きになろうと努力したんですが、ダメでした。テンポわるい、ギャグつまんない、ウジウジ、天才翼賛で、まるで私みたいな漫画なんだもん。少年漫画にそんな要素いらんわい。テンポよくやらんかいテンポよく! というわけで暫定俺内ジャンプランキングはハンタ>ネウロ>アイシ=銀魂>>ワンピ≧ナルトって感じ。実はムヒョ、Dグレ(途中まで)、鰤(途中まで)、テニスも読んでいるんだけどいれないでおこう。ネタで斬入れようか悩んだけどそれもやめた。太臓はブスキャラになりそうなんでやめた……けど大好きです。


細かいネタもおもしろいし、なんだか敵チームにいそうなヒル魔のおかげかド健全すぎて変な倫理感になったりしてないし(ワンピのことか――!)、それにアメフトが題材ゆえかどのチームも完璧ではなくって、頂上VS頂上決戦でも、超人VS超人決戦にはなっていないのが素晴らしい。言い換えれば、チームプレーと個人技の割り振り方が絶妙ということでもある。
面白いのは、これ、あんまり現実のアメフトとリンクしていない感じがするんだよね。今日、BSのアメフト特集見ながらぼんやり思った。こういう感じは、漫画読んでいて時々感じるんだけど、嫌いではない。リンクしていると感じるのは、たとえば、ヒカルの碁であったり、スラムダンクであったりするんだけど。逆に、リンクしていないと思うのは、曽田正人の漫画。何でかって言うと、曽田正人はわたしが観戦を趣味とする「自転車ロードレース」と「バレエ」を題材に漫画を描いているんだけど、この2つって、基本的にはミスをしない戦い……だと思う。お互いの最も強く研ぎ澄まされた部分での勝負がメインで、それ以前の地味〜なことは、良くも悪くも書いていないというか。同じ芸術漫画なら、『のだめ』は描写そのものが薄すぎて何なんだけど、それでもまだ現実にリンクしていると思う。ところが、『昴』はそうじゃなくて天才の話、アートの話、漫画の話なんだよね。それって、曽田さんが天才を描くからだと思っていたんだけど、アイシールド21はそうじゃないのに細かいルールとか展開をきちっと追わないで成立していて、不思議だなあ、と。いや、だってキックのシーンとか、キッカー加入するまで普通に全スルーでしたからね。
それによって、後々のキッカー話が薄れちゃった部分もあると思う。ただそういう描写の切り捨てが、それなりのテンポの良さを生み出している、と思う。2冊ずつ買ったからわかるけど、たいてい勝負は2巻あればつくのは有難い。


こっからネタバレ
敵チームも個性があって良い。それに、キャラの内面に対する書きこみのバランスは、冨樫亡き今(←生きてます多分)、髄一といって良い腕前なんじゃないだろうか? ワンピは過去エピソードそのものは秀逸だが*2、メインキャラならともかくその他の人々には回想シーンが長すぎるし、NARUTOは長いし興味ない話がほぼ全員に付随するのでウンザリ。でもこの作品では、そのようにきっちり内面が語られるキャラクターは以外と少ない。セナだって、そんなに語られているわけじゃあないし、あとは、栗田やムサシ、モン太などの主要メンバー中心で、そもそも「過去語り」の量が圧倒的に少ない。じゃあ、その数少ない語られている側のエピソードの質はどうかというと、やっぱここは、敵ながら一番手厚いカバーを受けた桜庭くんを語るべきでしょう。いやー、あたし桜庭君大好きですよ。最初の、アイシールドが置手紙を握りつぶしたのに彼はシールを貼らざるを得なかったシーンから気になって仕方ありませんでしたよ。この子ね、少女漫画に出てきてたら絶対ウザい子になる。過去の傷を女で癒すようなね。いやあ、少年漫画っていいですね、独立独歩。というわけで、エピソードそのものも別段悪くはないのです。ムサシの過去エピだけ「ふーん」って感じだったが、帰ってきたムサシがなまらかっこいいので許す。タイプです。
あと、普通に1巻2巻3巻の伏線を10何冊後に回収するのがすごい。一気に読めてよかった。


もちろん、アラもあるんでしょうけど。個人的には、セナの、アイシールドした状態とそうじゃない状態はもっと劇的に違うべきだ、と思ってて。これは好みですが。それは、彼の心的状態、能力、立場、それに世間からの期待、などあらゆる面において、もっと別人であるべき。でも、周りにはアッサリばれちゃってて、対まもり姉用のみになってしまう。まもりがソレに気付かないのも不自然だし、今やまも姉はヒル魔と公認状態で、主人公には新ヒロイン登場なんだから微妙にアイシールド意味ないよなぁ、と思うわけですが。後からアイシールド21になされる意味づけもなんだかなぁとか思ってて。でもねえ、そんなのは些細なことですよ。これを誉めずに何を誉める?


王城に2人、西部に2人、盤戸に1人(?)くらいしかイケメンが確認できないけど面白い20冊。

*1:大亜門

*2:でもあたしはチョッパーの話とか別段コなかった

近況

クロコダイル・ハンターさんがお亡くなりになって英語サイトさんに大きなショックを与えています。皆さんR.I.P.と仰っているのですが最初なんだか分からなくって、調べたらR.I.P. stands for Rest In Place、だそうです。そのほかトム・クルーズの娘・スリちゃんが顔見せしたり、リンジーヴェネチアでファイ×クロッチを具見せしちゃったり、ジェシカが新しい男を見つけたりと騒がしい米ゴシップ界。なんだか日本も大騒ぎですね。ビヨンセもキアヌもサンドラも来日中でそ? エヴァが新しく作ると聞いて普通に楽しみな私はオタクじゃないんだなあとほっこり気分。あとテレビでみたソニンさんが本当かわいいです。クリスティーナ・ミリアンとかジェシカ・アルバみたい。英語しゃべれるんだし、日本におらんで向こうに行けば良いのに。グッシャの片割れと付き合えるかもよ!
そんな中、相も変わらず自転車界は暗いニュースばかりですね。ハミーやウルの復帰見通しは立たないし、フレイレは故障するし、ヴィランク様はお顔にお怪我をなさってご心痛の様子。みんな応援してます。