3/4-5菅平試乗会ルポ

つばくろゲレンデ

藤岡です。
  
3/4-5に菅平で行われた、ALPEN主催の
06-07モデル試乗会に参加してきました。
  
晴天率の高いエリアの通り、二日間とも快晴、
最高のバーンコンディションでの試乗会となりました。
  
会場となったコースは、菅平スキー場のつばくろゲレンデ。
その硬めな雪質から、佐々木、皆川選手を始めとする
全日本の選手も練習をするというアルペンの聖地の名の通り、
当日も見渡す限りのワンピとメット。
  
緩斜面(白樺の端、写真下部)、中斜面(中壁、写真正面左)、急斜面(うさぎ、写真正面右)と
いずれも素晴らしく整地された3斜面が試乗会用に割当てられました。
前日に降った雪のおかげで雪質自体は柔らかく、非常に滑りやすい
環境の中、各メーカーのニューモデルを乗り比べる事が出来ました。
  
板の性能など細かいことは残念ながら分かりませんでした。(ダメじゃん)
個人的には、来年に向けて大回りを強化すべく、GSまでいかないにしても
大回りよりの板を中心に乗ってました。
  
以下は私の感想/評価です。
※試乗はいずれも急斜面。
  
①【ATOMIC】 LT12 170cm
  ウブが乗ってるLT11の上?のモデル。
  滑走中の安定感はありましたが、不安定なデザインをしていました。
  子曰く、「所有欲が湧かない板」だそうです。
  オールラウンドに使える一台。
  
②【VOLKL】 RACETIGER 168cm
  VOLKLのGS板であるRACETIGERのデモモデル?
  大回りでの安定感を売りにしていましたが、ATOMICより足場が悪い。
  TIGERと言っておきながら、ジャイアンツカラーなところが吉。
  
③【HEAD】 SUPERSHAPE SPEED 170cm
  デモのオールラウンド用トップモデル。サンドイッチ構造。
  大〜小と幅広く対応可能。非常に扱いやすく、また高速時の
  安定感も◎。かなりお薦め。
  intelligence、liquidmetal…
  数年後には自分で歩いて喋るんじゃないかと思われる一台。
  
④【OGASAKA】 KC-RV21 180cm
  初日の一本目で履いたせいか、全然乗れず…
  実は候補と考えていただけに、現実の厳しさを実感させてくれた一台。
  
⑤【OGASAKA】 KC-RV17 170cm
  ④の事が脳裏(というか脳裏太郎)にあった為、ビクビクしながら試乗。
  結果、非常に良い。最高!
  高速での大回りの安定感はさすが、KC。
  Rも扱いやすい17強と、八方など多様な滑りが求められる場所では
  その真価を発揮出来ると思われる。
  30期某氏も買うと宣言してた一台。
  恥かしながら、私の滑りを見て、最もヌケがあったと言われた一台。
  
⑥【OGASAKA】 KEO'S TE 170cm
  今シーズンの一押しモデルだそうです。
  愛国心を煽られるそのデザインで話題沸騰中。
  ⑤よりもキレと反発性が強く、大回り、小回りとも
  鋭くキレる弧が描けます。
  高速大回りでの板の戻りが⑤よりも鋭く、ちょっと怖かったけど、
  乗りこなせれば、テクニカルならこれ一台で余裕でいけそうな感じ。
  でも個人的には⑤の方が好きです。絶対売れるだろうなぁと実感。
  日本チャチャチャ。
  
⑦【FISHER】 DEEP IMPACT 175cm
  昨年、武豊と共に三冠を達成した名馬にその名の由来を持つ一台。
  小柄な体からは想像もつかない鋭い末足で、ライバル達に圧倒的な力を
  見せつけるその姿は、競馬ファンならずとも思わず見惚れてしまう程。
  
  試乗会も第4コーナーから直線へと入ったあたりで、武の鞭が入る!
  ※おばちゃんの鞭も入る!
  一度またがれば、飛びながら走るその姿のように、
  板のぬけ、スピード、安定感ともに言うことなし。
  記憶にしか残らなかった男が初めて記録に残した記念すべきレース。
  3本滑った後には、武豊と同じように「3」と大きく掲げていました。
  
■□■総括■□■

記憶の衰えにより、7つしか紹介できませんでしたが、
非常に内容の濃い試乗会でした。
正直試乗会に来る前は、「OGASAKA」と決めていたのですが、
試乗会での固定観念は邪魔なだけだということがはっきり分かりました。

みなさんも試乗会に行かれる際は、最初から選択肢を絞らないで、
色々乗ってみて、本当に自分が望む一台を見つけてください。

今から来シーズンが楽しみです。

おわり








junです。
藤岡君が上手にすべるものだから、悔しくてビデオをスローにして
あら捜しをしています。きぃー。


試乗会の私の感想も付け足して更新しておきます。



【頭 GS 183】
1日目の一本目にしてトライしたR22.6のGS。
乗り味悪し。トップ部機能せず。
HONDY氏は一本滑っただけで「だめ板」の烙印。←同意。



【ERAN そらまめ(通称)168?】
なんちゃら構造でハードトーション、ソフトフレックスらしい。
僕にはわからなかった。デザインの心意気や、良し。でも欲しくは無い。



OGASAKA Powder Girl NB 165】
遊びのつもりだったのに、つい本気に。。。
オールラウンド系での今回のメガヒット。侮れません。



OGASAKA Triun G 180】
まったり。とした乗り味。特に感想なし。



【Dyinaster GS 180】
「おれは、これからお前らを殴る!」
という理不尽な宣言をされているように感じるスクールウォーズな一台。
でも本当は泣き虫先生。高みへ導いてくれます。



乗るには、イソップのように死の恐怖と戦えるタフな精神力が必要です。
れっつ、トライ(5点)



【Hart GS 180】
操作性抜群のGS板だったと思います。
R21以上にもかかわらず、自分の思ったように動くことができます。
その分悪い癖も思いっきり出ます。OTL
デザインは個人的には○。



【Fischer WC GS 180】
かつて白髪鬼だったフィッシャー先生。白髪仏となって帰ってきた。
「シュート2万本です」と言われても
「2万で足りるのか?」と言いたくなる板。(意味無し)



とりあえず、すばらしい板でした。車山で活躍することは間違いないでしょう。
ですが、八方では乗る場所がありません。巨大回りになります。



八方で使うことを考えれば、DEEPs IMPACTのほうがいいかもしれませんne



SL板?乗りませんでした。
大回りしかしたくない2日間でした。楽しかった。