サーキットへの道〜その21〜

=ディライト走行会編=


天気に不安を感じながら起床。
まだ雨は降ってないみたいで一安心、月も出てた、でも薄雲が空全体を覆っているのが気になるけど…。
昨日の夜準備万端にしたと思ったけど、インナースーツを忘れてた。
洗った洗濯物の中から引っ張り出して、これで準備万端。

車に乗り込み、いざ出発!!
本日の1曲目はSEAMOさんの「ルパン・ザ・ファイヤー」でのっけから気分を盛り上げます。
高速に乗り、しばらく走るとフロントガラスを叩くものが、雨だ……。
やっぱり降り出してきちゃったかぁ、まぁ明け方は雨でも昼から晴れるって天気予報で言ってたからしょうがないか。
しばらく走ってると雨が降ってない、良い感じだと思い、サービスエリアで休憩してたら雨が降り出した。

また、しばらく走ったら雨が降ってない。
で、2回目の休憩、また雨が降り出しました…。
まるで私を追いかけて来てるみたいだ……。












嬉しくないやい!!












雨を引き連れながら岡山国際サーキットを目指してひた走る。
やっぱ、車って楽だわ。



サーキットに到着したら雨も止んでた、路面はウエットだけど雨が降ってないだけでもましだね。
受付まで時間があるのでバイクの準備。
ここで、私がどのようにバイクを載せ降ろししているかご紹介。
右側がバイク用、左側がRV-BOXを利用した私用のラダーレールです、このやり方にしたら一人で出来るようになりました。

やっぱ、ウインカー外したい…。


受付の時間になったので済ませ、皆さんのバイクを拝見させて頂いた。
今回もドゥカティが多かったな、あとはNSR250も結構いたなぁ。
何か、今回の走行会は本格的な人が多い気が…、普通にタイヤウォーマーとか使ってるし、なかにはレインタイヤを履いてる人もいたなぁ。
もしかして私は場違い?
私は1つのピットスペースを独占してたんですが(単独参加したんでね)隣のピットはどこかのショップがお客さんを集めて来てたみたいで、総勢15台ぐらいの大所帯、何か、こうだと余計に孤独感が増します…。
雨は受付の時までは止んでたのに、ライダーズミーティングが始まる頃になったらまた降り出した。


雨が降り続ける中で1本目のスタート。
ウエットコンディションを走った事ない不安で、もうこの時点でやる気半減です。
さらに1本目は特に書く事ないっす、だって最初の慣熟走行の隊列のままでずっと走ってたんだもん。
前の人を追い抜くこともせず、追い抜いて行った人を抜き返す事も無く、ただコケない様に走りました。
ほとんどツーリング状態ですよ、普通に走ってるつもりでもリアタイアが滑るし、アクセル開けらんねぇ。
雨脚も途中で強くなるし、最後は赤旗が出てそのまま1本目終了、不完全燃焼極まりないです。
しかし、プロレーサーはこんなコンディションでもレースするし速い、改めてすごさを痛感しました。
そうそう、この走行会は「PHOTO SHOT RUNNING」って名前がついてて、自分の走行している姿をプロのカメラマンが撮影してくれるんです。
ただでさえヘッポコなのに、雨でビビリながら走る姿を撮影されてもね……。



2本目が始まる頃にはどうにか雨は止んでました、でもコースは完全なウエットです…。
1本目の不甲斐なさを反省しタイヤの感覚を確かめながら少しペースを上げてみる。
でも、バイクをバンクさせるだけでタイヤが滑る感覚がある、立ち上がりでアクセル開けるのを慎重にして周回を重ねる。
2本目は何台か前のバイクを抜かす事ができました、なぜかコーナーの立ち上がりだけじゃなくてストレートで、皆さんは雨だからあんまりアクセル開けてなかったのかな?
私は特攻状態でストレートだけは全開にしてました、まぁその分ストレートエンドのコーナーの突っ込みはボロボロですけど…。
まぁ、リッターバイクはトラクションパワーが違うから立ち上がりとかストレートでアクセル開けにくいのかな?



3本目はハーフウエット、乾いてる部分もあるのでようやく攻めれそうです。
結構前のバイクを抜かせましたよ、その分速い人たちに追い抜かれましたけど…。
私はコーナーの突っ込みで追いついても行けるか?行けないか?と考えて躊躇してしまいます、うまい人はこの判断が早くてスパッとインに入ってきて抜いて行く、見習わなきゃ。
突っ込みで抜けてもその後の立ち上がりが下手だとまた後から突っつき返されたりして焦ります、私はこのパターンが多いです…、迷惑かけてすいません。
直線番町&後先考えない突っ込み番長ですから。
調子に乗ってストレートで勢い良くチェンジしてアクセル全開にしたらリアタイアがスピンしたり、ヘアピンの立ち上がりでアクセル開けすぎてスライドしたりと危ない場面もありましたが、無事3本目も終了。



最初は気の乗らない雨の走行会になってしましましたが、雨の中の走行も勉強になりました。
何事も経験してみたいといけませんね。
でも、やっぱりドライで思いっきり走りたいぞ!!!
とはいえ、今回が今年の走り収めだろうなぁ、走り収めが雨ってのは残念だけどね、また来年。

あ、今日撮影された写真は後日郵送されて来るそうです、バンクさせれてないし、恐々の走行だったのであんま見たくないかな…。

 サーキットへの道〜その21②〜

=ディライト走行会ですごいもの見たよ編=


今日は走行会でいいもん見ましたよ。
岡山国際サーキットは入場料600円を払った時に当日のタイムスケジュールとピット割りが書かれた紙をくれるんです。
で、ディライト走行会のピット番号を確認した時に、ピットの1つが川崎重工業になってたんです。
これ見たときはふ〜んってぐらいにしか思ってませんでした。

で、雨の中1本目の走行が終わった後で「この後もこんなんなら帰ろうかなぁ…」なんて考えてた時でした。
サーキットに響く半端じゃない爆音
何?何?って思って音のする方を見たら、何と川崎重工業のピットから黒いカウルに身を包んだマシンが出てきた。
周りの人の話を聞いたら、どうやらカワサキのマシンテストが行われているらしい。
このときはピットアウトした周でまたピットイン、メインストレートを走ることなく走行終了。
何のマシンかな?
と思いながらピットレーンを走るマシンを見てたらライダーは松戸直樹さんだった(たぶんあのヘルメットはそうだったはず)
ちょっと待って、この時期にカワサキのテストライダーの松戸さんがテストしてる爆音を出すマシンといえば…。
























やっぱ、あのマシンですよね!?


















マジ?
















もしかして、今日の走行会に来てた人達はすごいもん見れてる?

その後、私達の3本目の走行が終了した後にもコースイン、今度は物凄い迫力と爆音でメインストレートも駆け抜けて行きました。
速い…、マジで速い、ケタが違う。
目の前を通り過ぎた時の風きり音も違う、鳥肌が立った。
いいもん見たわ。