『生と権力の哲学』

生と権力の哲学 (ちくま新書)

生と権力の哲学 (ちくま新書)

☆☆☆☆★
読んだ。著者があとがきで述べているように「後期フーコー入門」といった感じ。同じく入門書として前期に重点を置いていた内田本、中山本と併せて読むとフーコーの全貌が(入門的に)みえてくる。本書の特徴は、後期「生政治学」の立場から、前期著作の『監獄の誕生』や『言葉と物』などの読み直しを行っている点と、後期フーコーの立場を引き受けたものとして、アガンベンの「ホモ・サケルプロジェクト」とネグリの「帝国」「マルチチュード」がわかりやすく論じられている点にある。昨今の現代思想の見取り図として最適。

○併せて読みたい

ミシェル・フ-コ- (講談社現代新書)

ミシェル・フ-コ- (講談社現代新書)

フーコー入門 (ちくま新書)

フーコー入門 (ちくま新書)

『人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス』など

高円寺の都丸書店にて。花柄のかわいらしい袋にいれてくれた。

人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス (光文社古典新訳文庫)

人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス (光文社古典新訳文庫)

ニーチェ (講談社学術文庫 (1210))

ニーチェ (講談社学術文庫 (1210))

これについては先走ったかも。

ずっと目につけていた本を買ってしまった。高円寺南のルック商店街にある「アニマル洋子*1」にて。この古本屋は、いや古本屋なんだけど、店内には古着もある。というは古着のほうがスペースをとっている。ずっと気になっていたので今日は店員さんに聞いてみたら、もともと古着屋さんで、あとから古本屋もはじめたらしい。ひととおり品揃はいいけれど、特にサブカル系で、自分はよくしらないけど、これって絶対イイと思う本が一杯ある。

*1:名前に自信がなかったけど、ちゃんとはてなキーワード化されている。しかもお店の名前の由来まで書いてある。あなどれない。