lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

ずっと以前からお参りしたかったのです。

法輪寺 電電宮(公式ページ)

電電宮は、本尊虚空蔵大菩薩の御誓願をもとに電気電波の祖神として電力、電気、電波、電子等あらゆる電気関係事業の発展と無事故安全を祈願します。

電気電波の神様ですが,IT関係の神様としても信仰を集めているということです。
参考:【関西帰省企画第2弾】システム安全、バグ退散! 関係者の尊崇を集める神社はその名も“電電宮”!!
lionusはずいぶん昔に日経パソコンの記事を見て知りました。それ以来,いつかお参りしてみたいものだと思っていたのですが,京都嵐山という自分の行動範囲からは少々遠い地域なので,長い間訪れないままでしたが,先日お参りしてきました。

電電宮はこの法輪寺の敷地内にあります。
最初に,法輪寺にお参りして線香をお供えしてきました。
登ってきた石段を降りる途中に目指す電電宮があります。

日頃からコンピュータには大変お世話になっていることのお礼と,今後のお仕事のさらなる発展を祈願してきました。(^人^)

法輪寺には電電宮だけではなく,電電塔とエジソンとヘルツを讃えるレリーフがあります。

電電宮にお参りした後は,渡月橋を渡り嵐山あたりを少し散策してきました。

京都らしい風景として有名な竹林です。初めて歩いてきました。平日でしたが結構な人出でした。

まだ紅葉には程遠かったです。
行きは四条大宮から嵐電を使い,一部路上を走る電車旅を楽しみましたが,帰りは阪急を使いました。
阪急嵐山駅ホームには,紅葉をあしらったランプ(黄色矢印)が灯っていて,風情がありました。

第60回正倉院展。

第60回正倉院展(2008年10月25日〜11月10日)
今年も行ってきました。昨年(第59回)は行けなかったので,2年ぶりです。
今年8月に奈良国立博物館の夏季講座に参加した時,博物館の方が「閉館前1〜2時間は比較的空いております」というようなことをおっしゃっておられたので,今回は仕事帰りの晩に突撃してみました。
近鉄奈良駅の営業所で,割引券を買おう・・・としたら,lionusの前におられた男性の方が駅員さんに「今からやと向こうで買っていただくと700円で入れるんですわ」と言われていたので,「?」と思いつつ,これはラッキ〜と現地に急ぎました。
閉館1時間半前に現地で券を買うと「オータムレイト」という割引価格で入館できるということです。
いつもならまず入館前に長蛇の列を覚悟しなくてはならないのですが,閉館1時間半前を切っていた当日は,列はなく,するりと入ることができました。
館内はそれなりに盛況で,人の頭の間から展示物を拝むことはありましたが,昼間のぎゅうぎゅうイモ洗い状態よりはずっと空いていて,落ち着いて見学できました。
今回の展示物の目玉の一つである,ササン朝ペルシアからもたらされた白瑠璃碗は写真よりずっとずっと繊細で綺麗でした。ほぼ同型のカットグラスが,原産地で埋葬物として出土したものも参考出展されていましたが,長く土に埋もれていたため,劣化して輝きはほとんど失われていました(それでも美しいですが)。当時作られたもののうち,当時と変わらぬ姿を残すのは,正倉院の中で大切に保管されてきたこの白瑠璃碗ひとつのみだそうです。
ところで,会場に入ったとき「ド,レ,ミ,ファ,ソ,ラ,シ,ド」と素朴な笛の音が小さく聞こえてきたので,はて?と思ったら,刻彫尺八の展示と,それを試しに吹いてみた時の録音がエンドレスに流れていたのでした。千年以上前の笛の音を今聴いていることに,不思議な気分がしてくらくらしてしまいました。
その他にもたくさん,千年以上前のものとは思えない精巧で美しい品を拝見できて癒されました。
来年もオータムレイト狙いで行こうと思います。