Google Nexus S Android 4.0.3 update

Google Nexus S Android 4.0.3 update

Google Nexus S を入手し Android 2.3.6 から Android 4.0.3 にアップデートした。Nexus S は知人から譲ってもらった。はじめて Android 端末を所有することになった。Nexus S のハードウェアは有機ELである Super AMOLED の初期型ではなく、後期型の Super LCD タイプだ。有機ELと見比べるとやや劣るとのことだが、はじめての Android 端末なのでまったく気にならない。Nexus S に入っていた OS バージョンは、Android バージョン 2.3.6、ビルド番号 GRK39F であった。先日 Google から Android 4.0.3 がリリースされたとのことだったので、待っていればアップデート通知があると思うが、ここはひとつ Mac を使って、はじめての Android 端末で、はじめての OS アップデートを実施した。
実施環境

Mac OS X 10.7
Google Nexus S Super LCDバージョン
アップデート前OS Android 2.3.6 (GRK39F)
アップデート後OS Android 4.0.3 (IML74K)

準備
Android 4.0.3 のアップデートファイルを取得する。
http://v4.lscache5.c.android.clients.google.com/packages/data/ota/google_crespo/VQ8PQk_V.zip
適当なフォルダ(ディスクトップ等)に保存する。ファイル名の VQ8PQk_V.zip を update.zip に変更する。

メニュー→設定→端末情報でバージョンやビルド番号を確認する。

マイクロUSBケーブルを Nexus S に挿してから MacBook Pro に挿す(どちらが先でもいい)。なお Mac 側にデバイスドライバのインストールは不要なので、いきなり挿せば認識する。端末側の画面に「USBストレージをONにする」と表示されるのでボタンをタップする。すると Mac 側のファインダで「NO NAME」としてマウントする。先に取得した「update.zip」を「NO NAME」としてマウントしている直下(いちばん最上位のフォルダ)にコピーする。「update.zip」ファイルのコピーが終ったら、ファインダの「NO NAME」を Eject して USB ケーブルを外す。

Nexus S の電源を OFF する。本体左にある音量シーソーボタンの音量アップ(+)側を押したまま電源ボタンを押して起動する。ブートメニュー画面が表示される。Android のキャラクタである Goodies (俗称ドロイド君)の左側にブートメニューがあるのを確認。音量シーソーボタンでブートメニューのカーソルを上下に移動し「recovery」の項目を選択。電源ボタンを押す。

画面中央に警告の三角マークが表示されるので、電源ボタンを押したまま音量シーソーボタンの音量アップ(+)ボタンを押す。

画面上部にルート(/)フォルダ内のファイルやフォルダが表示されるのを確認。音量シーソーボタンでカーソルを上下して「update.zip」ファイルを選択。電源ボタンを押す。

インストールが開始されインストール中のメッセージとプログレスバーが表示される。最後の complete メッセージが表示されるまで待つ。

complete メッセージが表示されたらインストールが完了。画面上部にリカバリメニューが表示される。音量シーソーボタンでカーソルを上下して「reboot system now」を選択。電源ボタンを押す。

Android 4.0.3 の新しいスプラッシュ画面が表示される。

4.0.3 へのアップデート処理がはじまる。

Android 4.0.3 になった。

念のため端末情報を確認する。
普通の OS のバージョンアップと違ってなにやらマニアックな手順なので、失敗するとリカバリができない可能性がありかなりリスクの高い手順だ。基本的には公式アップデートがあるのでそれまで待つほうが賢明だと思う。