液体愛好者の日常

こんばんは。


3日間家事に勤しんでました。
普段自分がいかに楽をしていたかを、思い知らされた3日間でしたね。
母親任せにしていたことばかりだったので、いざ自分がしてみて悪戦苦闘することとなりました。
慣れていないからというのもあるんですけど、我ながらホントひどい手際の悪さで。
なんと言うかマジで生活無能力者だなと思いました。
母親に感謝。


幸い母の具合も良くなったので、明日以降は家事から解放されそうです。
でもこれからも洗い物や洗濯くらいは自分でやろう、と思いましたけど。
将来は嫌でも自分でやらなきゃいけないんですし。
しかし昔は一人暮らしをしていたこともあったんですけどねえ。病気を期に実家に戻ったんですけど。
たまには自炊をすることもあった(味はともかくとしてレパートリーがいくつかあるのはその頃の経験の賜物)んですが、その頃の経験が全く生きてないのが呆れました。
もう少し頑張って、いざという時のために備えておかないといけませんね。


家事から解放されてさっきネットを覗いたら、ももクロの子が一人(早見あかり)脱退するという話になってて、ちょっとびっくりもしているのですが。
うーん、まあいろいろ思うことはありますけど、やっぱり当人の人生ですからその選択を尊重するしかないですし、そこはしょうがないですよね。
スタダですから多分女優やモデルの道を進むんでしょうけど、本人も残ったメンバーも頑張ってほしいものであります。
とりあえず怪盗少女やピンキージョーンズは、今後歌詞を変えなくちゃいけないのかな。


今日はもうそろそろ寝て明日に備えます。
その前にちょっと本でも読もうかな。

今日の一曲

特定の季節が似合うミュージシャンというのがいます。
たとえば夏ならビーチ・ボーイズやチューブ、みたいな感じですね。まあこの2つは極端な例ですが。
そういう意味で個人的に冬が似合うと思っているのは、エコー&ザ・バニーメン(以下エコバニ)です。
エコバニは80年代初頭から活動している英国のバンドで、80年代UKロック特有のエッジの効いた硬いギター・サウンドと、研ぎ澄まされた力強い演奏、そして「ジム・モリソンの再来」と評されたイアン・マッカロクのディープなヴォーカルにより特異な音世界を作り出し、ネオサイケデリックプームの火付け役となりました。
またイアンのビッグマウスとナルシストぶりは有名で、リアム・ギャラガーモリッシーを足して2で割ったような人柄が印象的でしたっけ。
またアルバムのアートワークが非常に美しいことでも有名でした。





冬が似合うと僕が思っているのは、このあたりのアルバムのジャケットの印象が強いからなのかもしれません。


Echo & The Bunnymen - The Cutter


エキゾティックなバイオリン(確かインド人のバイオリニストで、ダブルネックのバイオリンを使っていた)を大胆に導入したコマーシャルな作りでありつつも、緊張感は保たれている作品。
音数の少ないギターのストロークと、後半シンセ等で盛り上げて壮大になっていくところが個人的には結構好き。
ちなみにこのへんのプロデューサーは、のちにライトニング・シーズを結成した、英国ポップ界の裏重鎮イアン・ブロウディ。


Echo & The Bunnymen - The Back Of Love

D


彼らの作品の中でも最もポップだと思われる曲。
焦燥感を煽るようなギターのストロークとイアンの不安定なヴォーカルが、不思議なグルーヴ感を醸し出してます。



Echo & The Bunnymen - The Killing Moon


満月の夜の湖畔を思わせるようなバラード。
大胆にストリングスを導入したその耽美的、幻想的な曲調は、当時賛否両論ありましたが、確かに美しいことは間違いありません。
のちにペイブメントなども取り上げているなど、人気の高い一曲。


エコバニは80年代半ばには商業的にも成功を収め絶頂期にありましたが、やがて情緒的な泣きのメロディに走るようになって緊張感を失い失速していきます。
またイアンにはビッグマウスの人にはありがちですが評価を気にし過ぎる一面があり、当時ライバル的存在だったU2を意識して方向性を見誤るなど迷走を続け、結局89年にイアンは脱退、92年にはバンドも解散してしまいます。
結局97年には再結成し、さらにメランコリックな路線を推し進めつつ現在も活動していますが、往年の覇気はなくなっていますね。寂しい限りです。
ただオアシス、ホール、ザ・フレイミング・リップス、スマッシング・パンプキンズ、コールドプレイなど彼らから影響を受けたバンドは数多く、そのため再評価は進んでいますしシーンからリスペクトを受けることは多いです。