液体愛好者の日常

こんにちは。
皆様いかがお過ごしでしょうか。


昨晩はかなり大きな揺れがありましたね。富士宮市で震度6だったとか。
そのとき僕は職場のトイレにいたのですが、揺れが大きく長かったんでかなりびびりました。
そこが6階であったため、より揺れが大きく感じられたというのもあったんですが、それ以上に恐怖を増す要因があったのです。
それはそのときの体勢です。地震が来たときの僕は半ケツを出して便座に座り、あまつさえウ×コが半分出ていたというこれ以上ないくらい無防備な体勢だったのですから。なんという神がかり的なタイミング。
もしこのまま建物が倒壊とかしたら、ケツを出したままの状態で発見されたりするのだろうか。それはさすがに避けたいなとか考えつつも、出るものは止められずしかたなく用を足していたら、幸い揺れは収まったのですが、なかなか怖い一瞬でした。
でも家に帰ってみたら、部屋はどこも崩れてなくて拍子抜けしたんですが。おまけに家族も揺れはたいしたことなかったとか言ってますし。
しかし今回はあちこち震源地が移動してますね。いい加減終息してほしいのですが、こればっかりはどうにもならないですから。


というわけで毎日何かしらびびったりうんざりしたりイラッとしたりといろいろですが、今日も元気出していきましょう。
暗いニュースばかりで落ち込みそうになりがちですが、こういうときこそ普通の生活を守っていかないといけませんから。

今日の一曲

いろいろあって気分が停滞しがちなので、リズムのある曲を聴いてなるべく気分を高揚させるようにしています。
あとこういう気は歌詞がわからないほうがかえって考えなくていいので、日本語でも英語でもない曲を選んで聴いているのですが。
というわけで、昨日通勤中に聴いていたのはユッスー・ンドゥールです。
セネガルのポピュラー・ミュージックの大御所で、アフリカの歌手の中ではフェラ・クティサリフ・ケイタ、キング・サニー・アデなどと並ぶ世界的なビッグネームでもあります。


Youssou N'Dour - Set


彼はネナ・チェリーとのデュエット曲『7 Seconds』で100万枚のセールスを記録するなど、ワールドワイドなヒット曲も持っていますが、やっぱり音楽的な完成度のピークは90年にこの曲の入ったアルバム『Set』をリリースした頃だと思います。
切れ味の鋭いギター・カッティング、複雑なポリリズムを刻む複数のサバール*1、軽快でスピーディかつスリリングなビート、そして張りがありかつ柔軟で抑揚の効いたヴォーカルと、どれをとっても素晴らしい出来です。
歌はウォロフ語なので何を歌ってるのかまったくわからないのですが、聞いたところによると「Set」とは英語の「Clean」と同義で、心を清めると同時に生活環境も清潔に保とう、という内容らしいです。
基本的に彼の歌は、都市化の進行によって共同体的な規範を失った若者たちに新しいライフスタイルを呼びかける、というメッセージが多いとのことです。


Sting & Youssou N'Dour - Ob-La-Di, Ob-La-Da


スティングとのデュオで、ビートルズの『Ob-La-Di, Ob-La-Da』をカバーしたライブ。
ユッスーはソロでもこの曲を歌っていて、日本でもホンダ・ステップワゴンのCMに使用されていました。
頭から突き抜けるような張りのある高音がなかなか素晴らしいです。

*1:セネガルの伝統的な太鼓の一種。