続々・どうしたらエホバ神からの保護を得て命を守ることができるのですか−エホバの義の基準を守る

 聖書は、クリスチャンが迫害によって命を失う場合があることを予告しています。(マタイ10:21,22)しかし、エホバ神を愛し、崇拝と奉仕をささげる人、また神に救いを呼び求める人は神からの保護を得られると聖書は述べています。(詩編31:23;91:14-16)
 

 神からの保護を得るために他にどんなことが求められるでしょうか。


(4)エホバの義の基準に従うと保護が得られる


 神の保護を得るためには、神の義の基準に付き従うことも大切です。箴言はこう述べています。「義は,その道において害のない者を保護し,邪悪さは罪人を覆すものとなる。」(箴言13:6)


 神の義の基準を退ける人は思いがけない災いに陥り、難しい問題に直面する場合が多くなります。一方、神の義の基準に付き従って神に忠実であるなら、そうした苦難から保護されることが多くなります。


 例えば、聖書は、偶像崇拝を禁じています。(コリント第一10:7)ある人々は、偶像の神が自分を守ってくれることを期待するかもしれません。しかし、偶像は何の力もなく自分に帰依する者たちを守る力はありません。(詩編115:4-8)



最近長野県の御嶽山が爆発して、2014 年10月 3日時点で、47人の人が死亡していたことが分かりました。そのうち30人以上が御嶽山の最高峰剣が峰近くにある神社と山小屋の周辺で見つかっていました。


 
 御嶽山は、神道の一つの御嶽教で知られています。三つ柱の御嶽大神八百万の神を崇拝しています。ふもとの木曽町には、登山の安全を祈願する神殿があります。しかし、山頂の神社を崇拝した人たちは、それらの神に頼っても、偶像の神に保護してもらうことはできませんでした。



Mount Ontake Shinto shrines on the peak ofMount Ontake, Japan. (ontakeshrine)
御嶽山の頂上の御嶽神社のひとつ−偶像崇拝をしても命を守ることができないことを示しています

 
 聖書は偶像は無いも同然だと述べています。(コリント第一8:4)さらに、当然、偶像を崇拝しても、聖書の神エホバを崇拝していることにはなりませんし、偶像崇拝をするならエホバ神からの不興を買うだけで保護を得ることはできません。(申命記32:21。イザヤ42:8)


 しかし、エホバの義の基準を守らならば、その義なる立場はエホバの是認と保護をもたらします。(マタイ26:52)そして、例え、その立場のために命を失うことがあっても、その人は、復活が保証されています。