ちょっと少しだけ、円高相場継続は怪しい気配が…

2月は円買いの逆襲が続く。

120円を割れたのはまだ序の口で、日銀の緩和上昇のスタート地点すら
大幅に割り込むほどの下落。

やはりトレンドは円高、であることが証明されるような相場である。

お気楽気分のbuy on dipなどという
円買い勢からは虫酸が走るほどの日銀の流れに乗ってわきでてきた
にわか円売り勢。

以前にも述べたが、グリードの大勢は全力で円を買っており
そうしたお気楽軍団と比べ、
命がけなのは明らかに円買い勢である。

ただ、一旦は円買い勢は危ない気配のようにも見える。

おととい昨日とすさまじくドルを売り円を買って一気に
相場を下目線に下げてきたことはお見事、ではある。

原油が上げても、リスクオンで、ユーロドル買いなど
ドルストレート通貨のドル売りでドル売り。

原油が下げたら下げたら、リスクオフで、円買いなどをおこなって
円買いでのドル売り。

要は相場がどう転んでもドル円を叩き落とそうとしている。

これはいつか来た道。

以前、ドル円が何度も戻してきたときは、ご都合主義で
どう転んでも、ドル円買い、というオペレーションが計られてきた。

そのたびごとに無責任なアナライザーが、
いろいろとその理由を説明するが

要は、どう転んでも波動がドル円の買いだか売りだかに突き進んだ場合
それがただ続くだけなのである。

そこから説明されるファンダメンタルズとやらは
結局、すべて後付けに過ぎない。

為替なんて、そんなろくでもない、地獄道なのである。

で、本日も調子に乗って円買いを突き進もうとすグリード勢。

無論、私のこの流れに乗りたいところだが…。

現在の下値116円ちょい割れあたりから上のゾーンで密集している
下値のあたり、ヒゲがでまくっているところで、ドル円は反発ぎみとなってしまっている。

この状況はかなり嫌だ。

なぜなら、個人的に円買い過去、何度も何度もかけてきたが
このゾーンでいつもやられてきたからだ。


このゾーンは116.8より下から、116円くらいまでのあたりで
ここのラインは、何度も何度も売りのアタックがはじき返されている。

その反発のたびに、都合のいいニュースが持ち出され、
こちらはドル円の上昇を指をくわえてみてきた。

ニュースなどすべて後付けで、すべては波動であることを
思い知らされ続けてきた。

で、最近の戻しについては
119円近くまで戻した後、
だめ押しで、先週の日銀砲での121円超えである。

とにかく、116円のゾーンはかなり強固なサポートになっている、ということである。

このラインは、2014年の12月あたりからかれこれ一年以上も守り続けているところで
ここを破れないとなると、またレンジ上限に向けてドル円は戻す可能性がある。

現在、ここをアタックしている時間帯は
24時間のうち最もパワフルなアメリカ時間で
これまでのパターンと違い、一気に突き崩す可能性はなくはない。

過去、自身もドル円のショートで116円割れを願ったが
ことごとく、ここをはじき飛ばされてきたのは、欧州時間帯である。

現在は、原油が戻そうが米株がプラスでありながら売り
原油が下げて株が下げれば、もちろん売り、と
売りを浴びせる強引っぷりにで、
かつmこのゾーンに3日で到達した勢いが
これまでとは違う勢いであることと
ユーロドルの上昇に見られるドル売り相場が突き進んでいるため、
このゾーンを本日ついに突破するのかもしれないが

もしそれができなければ、相場は日足ベースの上へと戻るレンジ相場と化す。
レンジの上限は121円アッパーとなる。

本日の相場次第で、明日の雇用統計の流れが決まるだろう。

下のゾーンまで到達できれば、明日の雇用統計がどうなろうとも
ドル円は115円より下にようやく落ちる。

本日のアタックが失敗すれば、明日の雇用統計がどうなろうと
ドル円は再び120円に迫る、というのみである。

雇用統計の数字など関係ない。

よっぽどのサプライズ的な結果でない限り
相場は波動のまま動き

世のアナライザーは、
それにもっともらしい必然性的な解説を述べるだけである。

というところで、個人的な話だが、
非常に残念ではあるが
ドル円が再び上昇する方向にベットした。

つまりはドル買いなので、
現在、三役好転で上昇鉄板と思われるユーロドルや
その他、ポンドドルも売りをかけた。

個人的には、日銀の緩和以降注目していたドルカナダドルは無視している。

ドル買いから、ドルカナダドルが上昇するということは
カナダドル売りとなり、つまりは資源通貨売りで
そうなると原油安のような相場がまた発生し
結果、それも口実としてドル円が売られる可能性が高い。

現在は原油が戻そうが株が戻そうが、ドルが売られている。

材料としては、米国の利上げ期待の遠のき、などと語られるが
すべては後づけである。

要は、世界のグリード達は、円を買いたい
ドルを売りたい、というのみである。

とはいえ、一本調子に相場が進むほど、為替も甘くはない。

まさかここまで一本調子の下落とは思いもよらず
こちらはショートで乗れてはいない。
たったの3日で、一気にこのゾーンに到達したことはすごいことだと思う。

ただ、これは少しやり過ぎのように思う。

もちろん、個人的にも、どう考えても目線は下向きなのではあるが

今回は順張りでドル売りについてはいかず、
ドル円の買いで、戻りに賭けてみようと思う。

これまでそれをして何度も煮え湯を飲まされてきたので

ただ、たったの3営業日ほどで、
これまで何度も個人的にやられてきたドル円のフリーフォール寸前の失敗が、
よりによって本日実現するならば、
もう私はセンスがなさすぎる、ということである。

本日は自身のこれまでの経験を総動員して考えた。

しかし、やはり本日の地合いで新たなゾーンに向かうとはとうてい思えない。

よって、逆張りである。

保有ポジション
USD/JPY L 116.714
EUR/USD S 1.2120
GBP/USD LS 1.46124