『江戸の落語−古地図と名所図会で味わう』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

古地図と名所図会で味わう 江戸の落語 (青春新書INTELLIGENCE)

古地図と名所図会で味わう 江戸の落語 (青春新書INTELLIGENCE)

★『江戸の落語−古地図と名所図会で味わう』(菅野俊輔/青春出版社/924円)【→amazon
明烏」「井戸の茶碗」「長屋の花見」「大山詣り」「黄金餅」「芝浜」……などなど江戸落語の名作を、古地図や名所図絵、浮世絵などをふんだんに用いながら解説。味わいのある語り口で登場人物たちの人情の機微を浮かび上がらせつつ、彼らが見ていた“光景”や辿った“ルート”をリアルに再現した超入門書。
 
キス・アンド・クライ

キス・アンド・クライ

★『キス・アンド・クライ』(ニコライ・モロゾフ/講談社/1575円)【→amazon
安藤=世界女王、高橋=歴代最高得点、そして荒川静香=トリノ五輪金メダリスト。どん底から銀盤に舞い戻った3選手は、名コーチからどんな試練を与えられ、それを乗り越えて頂点に立ったか?著者にしか語れない涙と感動のエピソードがいっぱい。
 
私の映画日記〈別巻3〉懐かしの浅草・神田

私の映画日記〈別巻3〉懐かしの浅草・神田

★『私の映画日記 別巻 3』(児玉数夫/右文書院/1890円)【→amazon
懐かしの浅草・神田。
 
快楽と欲望―舞台の幻想について

快楽と欲望―舞台の幻想について

★『快楽と欲望−舞台の幻想について』(渡邊守章/新書館/3570円)【→amazon
性差の揺らぎ、両性具有という「演技のテクスト」―バレエ、オペラ、能、歌舞伎、文楽、京劇などを横断しながら現代における舞台芸術の可能性を問う。
 ★『ヴァーグナーの「ドイツ」−超政治とナショナル・アイデンティティのゆくえ』(吉田寛/青弓社/4200円)【→amazon
音楽によって「真のドイツ」を打ち立てようとした作曲家リヒャルト・ヴァーグナー三月革命や統一戦争で国家の輪郭が激しく揺れ動いた時代、複数の「ドイツ」がせめぎあうなか、超政治としての芸術を実践した彼の「ドイツ」はいったいどこに向かったのか。19世紀ドイツのナショナリズムを新たに問い直す音楽史