イノセンス それはいのち?
DVDに入ってる予告編に見て そういえば「イノセンス それはいのち」 てのがキャッチコピーだったことを思い出した。 本編を見てからの感想としては、なんかそぐわない感じ。 攻殻機動隊S.A.C.とかを見てる分には特に目新しい要素は ないけど、「いのち」というほど説教臭くもなくて気楽に見れる。 映画の雰囲気は暗くて重苦しいけど、政治もなければ陰謀もなし。 暴力はあるけど憎悪はない。不安と困惑がたっぷりで狂気が少し。 予告編にでてくるいろんな言葉には深い意味はなかったと解釈した。 TVのCMでは宮崎あおいが「純愛」なんてキーワードを使って アピールしてるけど、なんかこれも違うと思う。 水分を全て蒸発させた、情報のみの、ホルモンが一切介在しない 情報としての「純愛」とでもいえばいいのかも。 ストーリー的には、前作(GHOST IN THE SHELL)での、 素子との再開の約束を果たさせるためだけの映画。 映像的にはすごく凝っていて楽しめます。