「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

DVD〜「宝島」の光と影…『軍艦島1975 模型の国』

lp6ac42007-11-14

軍艦島1975-模型の国- [DVD]

軍艦島1975-模型の国- [DVD]

軍艦島(ぐんかんじま)」をご存知だろうか。昨年、この写真集(下記参照)にけっこうハマったのだが、TSUTAYAに行ったらナントDVDが出ているではないか!早速借りて見てみました。現在では建物の倒壊の恐れがあるため、上陸禁止になっているので、超貴重な映像となっている。


長崎県の沖にある端島(はしま)」が正式名称なのだが、その概観から軍艦島という名前で呼ばれている。わずか全長480mの小さな島には石炭が豊富にあり、江戸時代から採掘が盛んに行われていた。日本初の鉄筋コンクリートの高層建築物は、ナント大正5年にこの島に造られ、炭鉱の最盛期には、5,000人以上の人が住み、人口密度は当時の東京の約10倍にもなった。\(◎o◎)/! スゴイ!


この狭い島内には作業場や住宅、7階建ての小中学校、共同浴場、公園、映画館、料理屋や販売所、神社病院まであった。建物と建物の間のほとんどが通路でつながっていて,外に出なくても、雨や風にほとんどあたらずに移動でき、風の強くて波が高いときは、建物の上から潮をかぶるところもあったそうな…。(>_<)


ところが、昭和30年代後半からの石炭から石油へのエネルギー政策変換のため1974年(昭和 49年)に正式に閉山…。それ以後、鉄筋建築物だけが残る無人島となった…。
画面からは、サンダル、電話、自転車、止まったままの時計、木琴、ブランコ、車、体育館、時間割り、オルガン、酒屋、病院、分娩室、銭湯、パチンコ屋、映画館、猫の額ほどの公園、巨大団地、犬、猫、『とうとうこの日、さようなら、お元気で』の壁の落書き…。

切ないね…虚しいね…。ここに住んでいた人がここを離れるときにはどんな気持ちだったのだろうか…。(T_T) 


全国の廃墟ファン(…という人がいるらしいが…(^_^;))に伝説的な存在となっている軍艦島「宝島」から「廃墟の島」へ…。もし石油がなくなったら…資源を大切にしたいものだねえ…。


軍艦島-gunkanjima-(You Tube
http://jp.youtube.com/watch?v=csEjYsWtHD4
廃墟 軍艦島You Tube
http://jp.youtube.com/watch?v=mscRp2pH3Qs&NR=1
軍艦島世界遺産にする会
http://www.gunkanjima-wh.com/

軍艦島―眠りのなかの覚醒

軍艦島―眠りのなかの覚醒