- 作者: 氏家幹人
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2002/06
- メディア: 新書
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最近になって、ニュースを賑わすのは、残虐な事件や凶悪犯罪だよね…。婦女暴行、バラバラ殺人、無差別殺人、幼児虐待、嬰児殺し、親子殺人、詐欺、恐喝…などなど。ところが、もしかしたら、これらのことは今始まったことではなく、昔から存在していたのかもしれない…。(>_<)
著者・氏家幹人氏は、江戸時代の暗部に注目し、集めた膨大な「史料ファイル」を元に、江戸の奥深い“闇”に鋭く切り込んだ。そこには猥雑で血なまぐさい、陰惨な事件が繰り広げられていた…。
著者はいう、「はたして歴史はくり返すのか。見方を変えれば、この国は(この国に限らず)、いつの世も残酷な犯罪や陰惨な事件に満ち満ちていたのかもしれない。大量の流血をともなう戦争や内乱はいわずもがな。丹念に史料をひもといていけば、昨今話題の十代の凶悪犯罪や鬼畜父母の児童虐待、ストーカー、情痴殺人、さらには通り魔殺人や臓器販売目的の誘拐事件に至るまで、ありとあらゆる形の残骸が、過去の記録の中に発見できるのではないだろうか」
あまりに生々しいので詳細は書かない…。ちょっと見出しだけ書いてみると…、
「生首と旅する男」、「死体の試し斬り」、「切腹というステージ」、「ありふれいてた異常死」、「今日は処刑見物」、「情痴の果て」、「血達磨伝説」、「生きている屍」、「小塚原の犬」、「死体を塩漬けにする話」、「人体を材料として作られた薬」、「私の肉を召し上がれ」、「火刑(火あぶり)、磔刑(たっけい=はりつけ)、晒し首の廃止」などなど。
怖いもの見たさで、読んでしまったけど、正直、オモシロイ!へんなホラー映画よりもリアルだよ、だって事実なんだから…。あまりおススメしないけど、興味ある方は読んでみてね。(・。・)