「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ギフテッド」(山田宗樹)


あの名作『百年法』を生んだ、山田宗樹氏。彼の想像力っていったいどうなっているんだー!この本は、もしかしたら数百年後に予言書として評価されるのかもしれない…。(・o・)!


「25年前、アメリカ合衆国ミネアポリスに住む13歳の少年の体内に〈未知の臓器〉が見つかった。以後、同様の臓器をもつ子供たちの存在が、世界各地で確認される。いつしか彼らは、羨望と畏れを込めて「ギフテッド」と呼ばれるようになった。それから時が経ち、ギフテッドは新たな局面を迎えることとなる。ギフテットとは何なのか? そして、彼らを待ち受けていたのは……」そのエッセンスを紹介しよう。


アメリカの実績ある研究グループが「機能性腫瘍とは、人類が新たに獲得した未知の臓器にほかならず、人類が飛躍的進化の時期に入りつつある証拠である」との説を提唱したことで事態は一変する。これが全世界に異様なまでの興奮をもたらしたのだ。


・知ってたかい。いまの人類が誕生したのは二十万年前のアフリカ大陸で、六万年前にそこから外に出たそうだ。たった数百人から数千人の規模で。その彼らが、世代を重ねながら世界中に広がり、各地で文明を築き上げた。なぜアフリカから出たのか、はっきりしたことはわかっていないらしいけど、それはとても大きな決断だったはずだ。もしかしたらギフテッドは、人類に新たな出アフリカを準備させるために出現したんじゃないか。人類にとって、創造もしなかっった新しい世界が始まろうとしているんじゃないか。第二のアフリカや、新しい世界がなにを意味するのか、僕にはわからない。でも、なんとなく勇気が湧いてきたのを覚えてる。


新しい世界が始まろうとしているのです。それを恐ろしいと感じるかもしれません。実際、恐ろしいことでもある。まだだれも見たことも。経験したこともない世界なのだから。しかし我々は勇気をもって前に進まなければならないのです。人類の存続のために。新しい未来のために。その記念すべき、歴史的な一歩となる決断を、きょう、みなさんにしていただきたい。ギフテッドを拒絶するのではく、その存在を認め、共存するというメッセージを、いまここから、全世界に向けて発信していただきたい。


人間の想像力ってスゴイ!山田宗樹氏の想像力ってスゴイ!超オススメです。(・∀・)