期待のプロゴルファー

17歳でプロゴルファーとして破竹の勢いだった石川遼選手見たさに、2009年の第37回フジサンケイクラシック(富士桜カントリー倶楽部)のツアー観戦(最終日)に参加をしたことがある。縁起がいいと本人が言う赤のポロシャツを着ていたのが印象的だったが、予想通りに見事優勝を果たした。あれから早くも3年が過ぎたが、海外遠征を始め彼の活躍や人間的な成長は凄まじい勢いであった。


今朝、テレビのスポーツニュースでプロゴルフの石川選手が婚約したという話題を突然耳にした。まだ若干20歳であるが若くても一流選手ともなると、人生に対する考えもかなりしっかりしているのだなと感心してしまった。おそらく彼を育てたご両親は、本人の生まれ持った資質の高さはもとより、我々素人には想像つかないような理想の導き方をなさったのだろうと考える。


今時の若い人は、お互いにお付き合いを初めて「できちゃった婚」で結婚するというケースが多いが、婚約を宣言して結婚へのプロセスを段階的に歩む話など最近あまり聞いたことがない。一般的に考えると、石川選手のような有名人になると黙っていても周囲の女性が近づいてきそうなものである。普通の若者ならば女性にも興味が絶えない年頃だと思うのだが、周囲の環境に惑わされない冷静さには大人でも驚きを感じてしまう。


中々若い人たちにゴルフを進めることもできないが、彼のように世界に通用するプロとして小さな体ながらも挑戦する気概をほんの少しでも学んでほしいと思うし、多くの人にも人生の生き方として教えられるものがあるのではないだろうか。3年前にこの目で見た石川選手を、これからも1ファンとして遠くから応援していきたいと思う。