格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC174:オッズ/予想と展望

デメトリアス・ジョンソン 1.17
アリ・バガウティノフ 5.50

ローリー・マクドナルド 2.25
タイロン・ウッドリー 1.69

ライアン・ベイダー 1.69
ハファエル・フェイジャォン 2.25

アンドレイ・アルロフスキー 2.15
ブレンダン・シャウブ 1.74

ライアン・ジモ 2.25
オヴァンス・サン・プレー 1.69

ダニエル・サラフィアン 1.33
ストラッサー起一 3.25

ヴァレリー・ルターノー 1.67
エリザベス・フィリップス 2.10

イーブス・ジャボウィン 2.60
マイク・イーストン 1.48

ケイジャン・ジョンソン 1.59
バン・テヒョン 2.30

ローランド・デローム 2.25
田中路教 1.61

ジェイソン・サッゴ 1.67
ジョシュ・ショックレイ 2.10

ナンバーシリーズとしては昨年9月以来のカナダ大会。
メインは王者DJにUFC3戦全勝のバガウティノフが挑むフライ級タイトルマッチ。
多国籍化しているUFCだが、アメリカ・ブラジルを除く外国人王者はカナダ(GSP、カーロス・ニュートン)、オランダ(バス・ルッテン)、ベラルーシ(アルロフスキー)の4人しかいない。バガウティノフが勝てばロシア人初のUFC王者となる。
バガウティノフはコンバットサンボ世界王者の他、ロシアBJJ王者、レスリング(グレコローマン)ロシア銀メダリスト、軍隊格闘術ロシア王者、FILAグラップリング世界王者などの格闘技歴がある。組みの強さはもちろん、倒せるパンチをもっている。しかし、ここ2戦はフライ級ランカー相手に底を見せる試合が続いている。王者DJが圧倒的なだけに、正直タイトル挑戦は時期尚早にも思われるが、一発が入ればわからない。しかしDJのスピードに翻弄されてしまうようだと一方的になってしまうだろう。スタミナでも差がある。
DJが終盤で一本勝ちと予想。
セミはウェルター級戦・地元のローリー・マクドナルド vs. タイロン・ウッドリー。
マクドはロビー・ローラーに連勝を止められた後、2月のUFC170でデミアン・マイアと対戦。1Rにテイクダウンを奪われると、グラウンドでマイアに圧倒されたが、2R以降はマイアの失速もあり逆転勝ち。しかし倒しにいかない不満も残る内容。
対するウッドリーは、前戦では元暫定王者のカーロス・コンディットをスタンドの打撃で圧倒。一気にトップコンテンダーに上り詰めた。
王者ジョニヘンへの挑戦権はランキング1位のローラーが有力だが、ローラーも即挑戦ではなく、来月マット・ブラウンと対戦する予定。結果と内容次第ではこの試合の勝者に挑戦権が回ってくる可能性もある。
プレリムには日本人2人が登場。1月以来の試合となるストラッサーは、前回は試合序盤で相手のドゥトラがタックルに対し後頭部へのヒジ打ちを連打。戦闘不能となり反則勝ちした。短時間だった上に、相手もUFCデビュー戦だったため、ストラッサーがUFCでどれだけできるかはまだ未知数。相手のサラフィアンは1試合でリリースされたエディ・メンデスに勝っただけで1勝2敗。TUFブラジルのキャストで、ブラジルでの人気・知名度は絶大だが、実力的にはUFCウェルター級の底辺クラス。サラフィアンのホームでの対戦でないことも幸いしており、ストラッサーにとってはUFCで1勝を挙げるまたとないチャンスである。しかし、無情にもオッズはサラフィアン優勢に。
初参戦の田中路教は、ブックメーカーがつけたオープニングオッズこそアンダードッグだったが、その後の変動でUFC3勝2敗で地元のローランド・デローム相手にフェバリットという高評価を受けている。アウェイで実力を出し切れずに負ける(ように見える)日本人選手が多い中、田中は海外のイベントをホームリングとしてキャリアを積んでUFC参戦を果たした初めてのパターン。北米での試合は初めてだが、アウェイでの試合は慣れているだけに期待が持てる。
第1試合は8時開始。メインカードは11時からWOWOWで生中継。なお、当日はFIFAワールドカップの日本 vs. コートジボワール戦が日本時間10時から行われる。
速報します。