ウェルター級5分5R。
ランキング制定当初からウェルター級トップ10ランカーのマイアだが、最近は1勝2敗で、前回の1勝の相手もUFCデビュー戦だった。現在7位。ここ2戦は後半のスタミナ切れが顕著になっている。セミからメインに昇格したことで、5Rマッチになったのもマイナス材料。
MMA10戦、UFC4戦すべて勝利のラフレアは高校時代にやっていたレスリングと大学時代に始めた柔術がバックボーンのグラップラー。ローカルでは全試合一本・KO勝ちだったが、UFCでは4連続判定勝ち。ランキング14位だが、ランカーとの対戦はこれが初めて。
間合いを詰めていくマイア。パンチを打ち込むが、ラフレアもおパンチを返しヒット。マイアシングルレッグ。テイクダウン成功。ラフレアのガードを片足超えてハーフに。サイド！ガードに戻そうとするラフレアだが、マイアはハーフで抑えこむと、再び足を超えてマウントに。マイアブリッジで暴れるとガードに戻そうとするが、マイアはハーフにしてすぐパスする。ポジションでは圧倒。残り30秒。ガードに戻したところでホーン。
1Rはマイアが圧倒。ただし、大きなダメージもなかった。
2R。打撃の間合いで見合い。ラフレア飛び込んで組み付こうとするが引き剥がしたマイア。マイアのタックルをがぶって切るラフレア。離れる。マイアまたタックル。今度は切れずに倒されたラフレア。すぐに片足を超えるマイア。ガードに戻そうとするラフレアだがマイアはハーフのままキムラを狙う。外したラフレアはバタフライガードに。しかしまた足をまたがれマウントを許す。残り1分。マイアはマウントから肩固めをセットアップするが、かかりが浅く外れる。しかし上をキープ。残り10秒でまたマウントを取ると今度はパウンド。ホーン。
2Rもマイアが圧倒しているが、スタミナはどうか。
3R。ラフレアちょっとパンチの圧を強めてきた。パンチで突っ込んだところにカウンターのタックルに入るマイア。ラフレア切った。マイア胴タックル。ラフレアが潰すと引き込み気味に下になるマイア。ラフレアが初めて上になるが、マイアは足関狙いから上を取り返す。あっさりマウントに。残り2分。パウンドで削るマイア。ケージを蹴って脱出したラフレアだが、マイアはすぐにまたパスしてマウント。またケージを蹴って脱出するが、上をキープしているマイア。ホーン。
このラウンドもマイア。スタミナはまだ余裕がありそう。
4R。ラフレアがパンチで出て行くがマイアは距離を取ってかわす。ポイントを取っているマイアは無理をしない。タックル。バックに回るとラフレアは前転するがマイアがまた上をキープ。パスしようとするマイアにラフレアは下からキムラを狙うが解かれる。マイアあっさりマウント。残り時間半分でほぼオクタゴン中央。無理せずポジションキープしつつパウンド。また肩固め狙い。浅い。外れたが時間がない。ホーン。
4Rもマイア。ここまでマイアのパスガードショーが続いている。
5R。パンチで出るラフレアに対しマイアは走って逃げる。タックル。がぶって切ったラフレア。またタックル。これも切るとマイアは引き込み。付き合わず立たせるラフレア。打撃を打ち込むラフレアにまたタックル。今度は引きこむが、ラフレアはすぐに立ってスタンドへ。マイア明らかに逃げ切り態勢。タックルに入ったマイアに、スクランブルの攻防からサイドを取ったラフレアだがすぐ立ってスタンド要求。ラフレア出ていってカウンターの膝！しかし浅い。マイア失速しているがもう判定勝ち狙いに切り替えてる。出てきたラフレアにカウンターのタックル。テイクダウン。残り1分。逃げようとするラフレア。残り10秒でこの試合初めて下から脱出して立つ。スタンドに戻り、ラフレア最後の攻撃を仕掛けるが、青木＆北岡のように自ら寝転ぶマイア。地元の客もこれにはブーイング。タイムアップ。
判定三者48-46でマイア勝利。最終ラウンド、相手が触れる前に自ら寝転んでいたマイアに減点があったとのこと。
マイアいやらしい強さを見せたが、ラフレアがスタンドでの打撃がないのに救われた面もある。他のランカー相手だったらこうは行かなかっただろう。
