格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC204:オッズ/予想と展望。プレリムをニコ生で無料生中継

マイケル・ビスピン 1.43
ダン・ヘンダーソン 2.95

ヴィトー・ベウフォート 3.80
ゲガール・ムサシ 1.29

オヴァンス・サンプレー 1.63
ジミ・マヌワ 2.40

ステファン・シュトルーフ 1.57
ダニエル・オミランチェク 2.55

ミアサド・ベクティック 1.14
ラッセル・ドーン 5.35

ユーリ・アルカンタラ 1.61
ブラッド・ピケット 2.45

イアン・エントウィッスル 3.40
ロブ・フォント 1.36

ダミアン・スタシャク 2.60
デイビー・グラント 1.54

レオン・エドワーズ 3.00
アルベルト・トメノフ 1.36

ダニー・ロバーツ 1.59
マイク・ペリー 2.30

レオナルド・サントス 2.75
アドリアーノマルティンス 1.41

ルカス・サエウスキ 2.70
マーク・ディアキーズ 1.43

ベクティック vs. ドーンのみ後ほど(追記:23:30追加)。
2010年のUFC112アブダビ大会以来のヨーロッパ・中東で行われるPPVイベント。アブダビ大会は現地時間基準でイベントが開催されたが、今回はアメリカのプライムタイムに合わせての開催のため、現地ロンドンでは夜23時第1試合開始、メインカード午前3時開始というオールナイトイベントになった。にもかかわらず、チケットは発売後数分で完売している。会場は2万人収容のマンチェスター・アリーナ。
メインは物議を醸しているマイケル・ビスピンの初防衛戦。もともと、UFC199でクリス・ワイドマンがダイレクトリマッチでロックホールドのタイトルに挑戦予定だったところ、試合17日前に負傷欠場。ホナウド・ジャカレイが負傷で挑戦できない状態のため、緊急出場を了承したビスピンにチャンスが回ってきた。ロックホールドには過去に完敗しているために事前のオッズでも大幅なアンダードッグだったが、1RKOで歴史的アップセット勝利。
ビスピンの挑戦が幸運に恵まれてのものであることは否定できないので、早急に本来のタイトルコンテンダー相手に防衛戦を行い、実力を証明する必要があった。それなのに、選ばれたのはミドル級復帰後2勝2敗でランキング下位のダンヘン。2勝の相手も対戦時点でランク外の相手で、2敗はいずれも1分少々の秒殺KO負け。
46歳のダンヘンは勝ってもそのまま引退することを示唆している。防衛戦をする意思がない選手の挑戦も今後の盛り上がりを考えたらどうかと思うものの、ダンヘンが勝利した場合はクートゥアの44歳65日を抜き、UFCタイトル戦勝利の最年長記録となる。
40過ぎまで一度もKO負けのなかったダンヘンが、ここ最近はダウンやKO負けが増えており、ダメージの蓄積が顕著になっている。一方で、必殺の右(通称Hボム)の威力は健在。KOする可能性もされる可能性もある。
とはいえ、確率的にはビスピンKO勝利の可能性が高いか。
セミはいずれも昨年ダンヘンを1RKOしている者同士の対戦。メインに負傷者が出た場合の代替要員でもあったはず。
ムサシはジャカレイに完敗している他、日本大会ではユライア・ホールのソバットからのパウンドでKO負けしている。
ヴィトーも同じくジャカレイには完敗。タイトル戦ではクリス・ワイドマンにも完敗した。それ以前は現王者ビスピンと前王者ロックホールドにKO勝ちしているが、近年は明らかに体がしぼんでいる。ワイドマン相手に序盤ラッシュを仕掛ける場面があったが、全盛期ならそれで終わっていたと思われる攻撃が凌がれてしまっていた。寝技でも、ジャカレイはともかくワイドマン相手にも後れを取っている。
近年の衰え具合からムサシ優勢と見る。ムサシKO勝ち。
第1試合開始は9日7時半より。プレリムはニコ生で無料生中継。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv277836465
メインカードはDAZNにて生中継。
速報します。