泰淳さんが百合子さんを好きになった訳がわかるなあ。
2023年4月23日
百合子さんってこういう人だなぁ。
「初夏の朝、山盛りの路地苺に白砂糖をかけた大丼を膝に置いた奥さんが、一階への階段の途中に、ぼんやりと腰かけていた。「これ、あたしの御飯」はれぼったい声で笑った。そのとき私は思った。決然と思ったので、いまでも覚えている。将来、苺を御飯として食べるような人にならなくちゃー。」絵葉書のように 武田百合子 p.229
泰淳さんが百合子さんを好きになった訳がわかるなあ。
2023年4月23日
百合子さんってこういう人だなぁ。
「初夏の朝、山盛りの路地苺に白砂糖をかけた大丼を膝に置いた奥さんが、一階への階段の途中に、ぼんやりと腰かけていた。「これ、あたしの御飯」はれぼったい声で笑った。そのとき私は思った。決然と思ったので、いまでも覚えている。将来、苺を御飯として食べるような人にならなくちゃー。」絵葉書のように 武田百合子 p.229
好きなものはいつだって消えてしまう。フランスでも一緒なんだ。
2023年4月23日
大好きな伯父さんは行ってしまうし、ふたりが好きだった小さな広場もなくなってしまった。どうしていつもこうなんだ?
「しばらくして、ぼくは、伯父さんの部屋や小さなビストロ、マロニエの木などを探しに、この場所に戻ってきたことをよく憶えている。でも、見つからなかったんだ。来るのが遅過ぎた。ぼくは、小さな広場が消えた理由を人に尋ねた。彼らは、僕にうまく答えることができなかった。」p.243 ぼくの伯父さん ジャック・タチ原案、ジャン=クロード・カリエール作、ピエール・エテックス絵 小柳帝訳
https://www.youtube.com/watch?v=kTP246fnKAI
同感! 本を読んでいる人を眺めるのが好き。
2023年4月23日
小鳥たちと小鳥の小父さんとバラ園と古い洋館が作る静かで慎ましい世界が少しづつ少しづつ崩れてゆく物語。
「私、本を読んでいる人を眺めるのが好きなんです。自分で本を読む以上に」ことり 小川洋子著 p.157
https://www.youtube.com/watch?v=3uVzXhpum5k
知らないうちに11年が過ぎてしまった。変わったような変わらないような。
2013年4月21日
バッハやフォーレいのち!だと思ってきたけれど、時折ちあきなおみに涙しているものなぁ、ひとってわからないものだ。
2015年4月21日
あぁでもないこうでもないと線を引いていたら,そうして現場で出てきた石を唐突に置いてみようなんてしていたら,こんな風になったのだけれど、えっ、これって龍安寺、と思ってしまった。ぼくの辞書の中には龍安寺も石庭も日本庭園さへもまったくないのだけれど,ひっそり隅っこの方に隠れていたのかもしれない。人って自分のことなどちっとも知らない。そして知らない自分が唐突に出てきて戸惑うけれどそうしてまた生きなおしていく。たいへんだった現場だったけれど、石が雨に濡れるととてもうれしい。