第13話「その まっしろな朝を・・・」(最終回)

よりによって前回の放送を録画ミスしてしまった。まあ、最終回でなかっただけましか。今回は原作第2巻の「アウグーリオ・ボナーノ」にオリジナルキャラのアイやグランマなどを加え主なキャラを全員を集めた話になっている。放送の時期と最後ということを考えるとちょうどいい選択かな。
ちょっと気になったのが不安定な作画で、アップの時はいいのだが普通の会話の場面でどうも一定しない。あからさまに崩れているというより描き方がまちまちという印象だった。
話としては皆で新年を迎えるというただそれだけなので、見所としては第1話以来の(画面内に)登場のアイのはしゃぎっぷりとか、幼児と戯れるアリア社長とか割と細かいところになる。それにしても、素敵な1年を過ごせたからまた新しい1年も素敵になるといい、などと素直に言えるなんてアクアの世界は本当にユートピアだなぁ。

全体を振り返って

好きな作品のどこが魅力なのか適当に書くとたいてい「雰囲気がいい」ということになってしまうのだが、これほどその言葉が合う作品もない。何しろ明確にぶつかり合う利害も力関係もないし、恋愛面もかなり希薄だからドラマとしての盛り上がりで見せる話ではないわけでまさに雰囲気がいいということになってしまう。間延びしがちな話のテンポを心地いい音楽とアリア社長の戯れでときどき入れ替えて全体を緩く流すというのが基本だったような。
第2期もあるらしくてめでたいことだが、その前に原作をそろえておかないと。

第8話「カクシゴト」、第9話「トキヲコエテ」

時空界の存亡に比べれば瑣末なことだからなのかどうか、割と緊迫しているはずの場面でも平和なBGMがかかっていて和む。親子ともどもハルカ母子に主導権を握られっぱなしのユウとその母親が微笑ましかったり。
カラスとハルカの信頼関係が面白くないらしいユウの様子には小学生らしい子供っぽさが出ている。とはいえ子供のことだし、ハルカをはさんでライバル関係というほどの認識は少なくともユウの方にはないかな。まあ、ハルカはカラスに朝会う前に鏡で髪をチェックしていたりするけど、カラスにユウを重ねて見ている描写もある*1からこの二人を全く別に考えているわけではなさそうだ。
ユウがバロンにじゃれつかれるところは今までにない明るい面が出ていてちょっと意外というか唐突な感じさえあった。そのあと引出しのチョコを巡ってハルカともめるところも実に他愛のない雰囲気で、本来の仲の良さがようやく垣間見れたというところである。母親(美有樹)の方もハルカの母(明日香)に勧められたワインを飲むうちに表情が緩んできて別人になっている。最終的にはハルカの力で(ユウの母が知らなかった)過去を見られたことで解決するのだけど、二人の本来の明るい顔が出た時点で道は開けていたということかもしれない。

*1:バロンをなでている手つきが似ていることに気づく、など。

初ティーダ(初日の出)


自宅のベランダから。どうも芸のない写真になってしまった。応募しておいてなんだが、このキャンペーン名は名前を聞いただけだと一瞬何のことだかわかりくい気もする。某RPGの10作目のキャラ名の方が先に頭に浮かぶのはゲーマーの性か。