今日読んだ本
- 作者: 逢坂みえこ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1998/04/17
- メディア: 文庫
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ゴルゴ31さんとかは一条ゆかりが好きだっていうし、あの頃の女性向けマンガ(陸奥A子とか)のレビューとか色々書けると思うんだけど、書かないのかな。あの人が勧めるんなら読んでみようと思う人、いっぱいいると思うのに。
主人公はこの女性、「鈴木綺麗」 まあ働きマンでいうと松方弘子(主人公)。職業は芸能雑誌「ピカピカ」の編集者。ちなみに働きマンの松方弘子は政治系週刊誌の編集者。基本的に彼女と彼女の周りの人間とのドタバタ人間劇という感じのストーリーで話は進みます。やっぱりこの主人公も将来有望でやる気があって男顔負けで働いてる。当然独身。各話オムニバス方式で、その話ごとにいろんな人が主人公的な役割で自分の悩みを解決?していく。まぁ働きマンを読んだことのある人ならなんとなく想像がつくと思います。
でもやっぱり違うなーと思うのが時代。ベル・エポックは平成が始まって数年、それに対して働きマンはもうすぐ平成も20年になろうかという時代。ベル・エポックの中の世界はやはり就職氷河期なわけです。バブルがはじけてちょっと経ったくらい。職場が芸能誌なんだから当然出てくるカメラマンが持ってるカメラも当然フィルム。携帯じゃなくてポケベル。PCもそれほど出てこない。
でも中に出てくるキャラクターが考えている、求めていることは今も15年前もあまり変わらない。仕事はバリバリ、男もちゃんと捕まえて、
「充実した人生を送りたい。」
働きマンを読んで面白いと思った人、その中でも特に20代後半よりも年上の方に読んでもらいたい。なつかしい、今とは違う、だけど人間はあんまり変わってないというのを楽しめると思います。
てな感じかな。あれ?ヤマカムRさんやマンガがあればいーのだ。 さん、大炎上 さんとかを参考にしながら書いてたはずなのに結局いつも通りの変な文章。難しいな。