今日読んだ本

ベル・エポック 1 (コミックス)

ベル・エポック 1 (コミックス)

久しぶりに本棚からこのマンガを取り出してなんとなく読んでいると、ふと思った。なんで働きマンはアニメ化もされて大人気なのに、内容が正直ほとんど同じなこのマンガはあんまり話題にならないんだろう?でも考えてみるとそれは当然。このマンガがYOUNG YOUに連載されたのは1991年から。そもそもYOUNG YOUという雑誌自体それほど有名というわけでもない。俺がこのマンガを読むきっかけになったのも10歳以上年齢が上の知人女性の影響から。流行り廃れなんてのはタイミングの問題が大きくて、クオリティがある程度高くても時代や情勢に合わなければそんなに評価されない可能性も高い。といってもこのマンガも文庫化される程度には評価されてるんだけどね。でも、ということは今働きマンが多くの人に受け入れられて面白いと言われているということは、誰かがこのベル・エポックが面白いということを伝えれば、今までこのマンガを知らなかった人も読むのではないだろうか。じゃあ書いてみよう、有名なマンガ書評サイトを模倣して、それっぽく。
ゴルゴ31さんとかは一条ゆかりが好きだっていうし、あの頃の女性向けマンガ(陸奥A子とか)のレビューとか色々書けると思うんだけど、書かないのかな。あの人が勧めるんなら読んでみようと思う人、いっぱいいると思うのに。


主人公はこの女性、「鈴木綺麗」 まあ働きマンでいうと松方弘子(主人公)。職業は芸能雑誌「ピカピカ」の編集者。ちなみに働きマンの松方弘子は政治系週刊誌の編集者。基本的に彼女と彼女の周りの人間とのドタバタ人間劇という感じのストーリーで話は進みます。やっぱりこの主人公も将来有望でやる気があって男顔負けで働いてる。当然独身。各話オムニバス方式で、その話ごとにいろんな人が主人公的な役割で自分の悩みを解決?していく。まぁ働きマンを読んだことのある人ならなんとなく想像がつくと思います。


でもやっぱり違うなーと思うのが時代。ベル・エポックは平成が始まって数年、それに対して働きマンはもうすぐ平成も20年になろうかという時代。ベル・エポックの中の世界はやはり就職氷河期なわけです。バブルがはじけてちょっと経ったくらい。職場が芸能誌なんだから当然出てくるカメラマンが持ってるカメラも当然フィルム。携帯じゃなくてポケベル。PCもそれほど出てこない。

でも中に出てくるキャラクターが考えている、求めていることは今も15年前もあまり変わらない。仕事はバリバリ、男もちゃんと捕まえて、
「充実した人生を送りたい。」


働きマンを読んで面白いと思った人、その中でも特に20代後半よりも年上の方に読んでもらいたい。なつかしい、今とは違う、だけど人間はあんまり変わってないというのを楽しめると思います。




てな感じかな。あれ?ヤマカムRさんやマンガがあればいーのだ。 さん、大炎上 さんとかを参考にしながら書いてたはずなのに結局いつも通りの変な文章。難しいな。