ジェット機解散ラストライブ!〜おわりとはじまり〜
7月3日(金)SHIBUYA-AXのジェット機解散ライブに参戦してきました。Fly highという曲に出会ってこのバンドに興味を持ってから3年半。その間ライブは1公演、CDもアルバムを2舞購入しただけと、熱烈なファンとは言い難かったのですが、それでもこのバンドの持つアットホームな感じは自分は結構好きでした。
当日は仕事を定時で切り上げてAXに到着したのはほぼ開演時間の19時。そこからまずは形からと、LASTツアーTにマフラータオルを購入して、Yシャツにスーツを脱いで、ツアーTとハーフパンツ、そして革靴をスニーカーに履き替えて武装完了。
慌てて会場に駆け込むと、入り口で4人のサインが入ったポストカードが手渡されます。
チケットに記載されていた「ご来場者全員にプレゼント有り」とはこのことだったのか!と納得。
まずはビールを1杯飲みほして、トイレに入る。そこでジェット機ライブ恒例のボレロを聴く。
もうすぐ始まるな!
急いで会場内に入ると、ちょうどジェット機の4人が登場。自分は下手側のベース野田ジェットポジ。そこから立て続けに4曲を披露。
1曲終わる毎に両手を上げてVサイン。客層は見た感じ7割程が女性それもそこそこの年齢層ってこともあって、ダイブとかモッシュは一切無し。激しさという点では物足りなさもありますが、ポップで暖かい彼らの音にはこのノリはピッタリだ!
そう感じながら、序盤の4曲をいい感じでノッてました。
そうそう、ハロ紺とは違って周りが女性ばかりなので香水のいい臭いがたちこめていたのも印象的でした。
4曲歌い終わると、宮田ジェットが「みんなもう4曲で疲れてるんじゃないか?これから大丈夫か?」と叱咤激励ww「今日は最後まで楽しみたいと思います!」とそこから、再びアクト開始。
自分の目の前の野田ジェットの小気味よくベースを刻む音が体に伝わってくる!さらに体をちょっと傾けた独特の姿勢をキープして、基本的な音を作り、時には絶妙なエッセンスを加えてくる川西ジェットのドラム!
やっぱジェット機のリズム隊は実にテンポ良くて心地良い!!
個人的には知ってる曲半分、知らない曲半分って感じでしたが、周りは腕を振りかざすタイミング、跳ぶタイミングがドンピシャ!スゲーこの人たち相当回ってきてるんだろうなぁって感心。と、ここで聞き覚えのあるイントロと同時に会場中が待ってましたとばかりにハンズクラップ開始!
まだ前半戦で、もうこれいっちゃいますか?と思って投入されたのは、Fly high。
いつも通り会場一体となって盛り上がって、そしてサビにさしかかって
飛べ!飛べ!
と宮田ジェットが叫ぶと、場内のいたるところから紙飛行機がフライト開始www
おおぉ!!一斉にというかそこから断続的に十数機ほどの紙飛行機が飛んでました!
これまた何とも和む光景でした。
最後はステージに着陸した沢山の紙飛行機の一つをとって、ありがとうと一礼する宮田ジェット。
と、曲が終わってMCになると、「この曲はサビが3回あるけど、どうして紙飛行機がバラバラなの!こういうのはまとめてどこかでやった方が画的にもいいでしょう!mixiとかでやろうって声かけたとおもうんだけど、どうせならそろえた方がよかったんじゃないの!って、何でラストライブダメだししてんだオレ!」
って笑いながら会場にダメだししてましたww
いや〜宮田ジェットの言う事はもっとも。紙飛行機バラバラだったぁwwあのキチキチっとやるハロプロの企画モノとは大違い。ただ、まったく知らない人たちが曲に合わせてある程度好きなようにやったらこうなると思う。こういうバラバラなの、自分は結構好きだったりしますww
レベロンやjet trainでサビを合唱したり、FULLSWINGでタオルブン回したりして盛り上がって、ライブはいよいよ終盤。
ここで宮田ジェットは、「ここでボクがジェット機で一番好きな曲をやります!聴いて下さい!」
で、次の曲名に耳を疑いました。
NO.NEW YORK!!
これは分かった人は大爆笑ww宮田ジェット「いいじゃん!BOφWY嫌い?」とか客席に聞く始末ww「最初の部分だけやってみようか!」と言って、結局1番を全部演奏して歌ってましたww
まさかジェット機のライブで「ニューヨーク!ニューヨーク!」とか叫べるとは思わなかったww
最後はお約束で「ライブハウスAXへようこそ!」で締め。(本当はIMAGE DOWNだけどww)
で、ここから本当に一番好きという「赤いヒヨコ」で本編終了。
アンコール
そして、アンコール。ジェット機コールが湧き上がる中、Final Tに着替えたメンバーが登場。
ここで宮田ジェットが「2番目に好きな曲」というガールフレンド。続けてcrayonの爽やかなメロディが流れると、ヒートアップした場内が数℃下がった感じ。最後にもう1曲やりましたが名忘れてしまいました・・・
ダブルアンコール
再びメンバーが登場。ジェット機がファーストアルバム「FIRST JET」をリリースしたレーベル、BUG ROCK RECORDSの社長も務める175RのSHOGOが作ったという「ラストナンバー」をジェット機最後の曲に選択してきました。
「社長も間に合ったら、2番から歌わせて上げようと思います」と宮田ジェット。
このドパンクのメロディにのせて、ジェット機最後の音をおもっきり楽しむ!
ラストナンバー!ラストナンバー!
アンコールなんてもうきっとない
ラストナンバー!ラストナンバー!
この歌が終わる前に!
最後はSHOGOもステージに参戦して、宮田ジェットと共に熱唱!!
ラストにピッタリの曲だけど、メンバーに涙は一切ない、本当実に爽快なラストアクト!
トリプルアンコール
ラストナンバーでキレイにフィニッシュして、とてもいいライブだったと感激。swingが聴けなかったのだけが心残りでしたが、満足感に浸っていると、再び登場を求める手拍子とジェット機のコール。も、もしや!!
と、再びメンバーが登場。
もう1曲歌わせて下さい。今度は誰もいれないから!という宮田ジェット。ジェット機本当の最後に選んだ曲は・・・
「やっぱりこの曲はジェット機の中でもスッペシャルな曲だと思います!跳ばせて下さい!」
Fly high!!
メンバーも自分も、そして場内のほとんどの人も涙は無かったと思う。
それでも、やっぱりこの曲名を告げられた時の感動ってのは言葉にできないほどスゲーことだと思う。
やっぱみんなこれ歌って終わりたいって気持ちあると思うし、そういう曲を持てたことって、アーティストもそしてファンも本当幸せな事だと思う。
川西ジェットがドラムを入れて、野田ジェットとakkinジェットも同時に始動。
ガッツリロックしながらもめちゃくちゃあったかいメロディと歌詞!
本当の事しか知りたくなかった
ウソつきな大人になりたくなかった
教室の窓にお前と描いたでっかい未来飛べ飛べ空高くあの雲を突き抜けて
飛べ飛べあの時のボクらを連れて本当の事なんて判らなくても
歩き続けた向こう側に何もなくても
大空に両手を 明日のすべてに光を飛べ飛べ空高くあの雲を突き抜けて
飛べ飛べあの時のボクらを連れて誰にも譲れないモノがあるのなら
今なら飛べるはず あの雲も突き抜けて
飛べ!!
教室の窓に♪
に合わせて両手で窓を作ったり、
大空に両手を♪
に合わせて両手を上にかざしたり
Bメロの、このほんわかした一体感は本当に楽しい!
ラストはこれで最後と一緒になって歌ってました!
飛べ!! 飛べ!! 飛べ!! 飛べ!! 飛べ!! 飛べ!!
飛べ!!!!
やっぱりこの曲、理屈じゃない。
数ある曲の中でも最もライブで聴きたい曲、本当気分がスカっとなる最高の1曲です!
歌い終わると、メンバーが客席に向かって一礼。野田ジェットはピックの束を投げまくるww川西ジェットもスティックを放る。
akkinもペットボトルを投げる。
そして宮田ジェットは?
おもむろにTシャツを脱ぐと、それを丸めて全力投球。場内の最高列のほうまで飛んで行きました。続いて靴下もぬいで客席へwwww
そしてベルトを外して、これもウリャ!!と、今度はジーパンまで脱ぎ出して、パンツ一丁にww
で、ジーパンも投げるのかと思いきやこいつはステージ上に畳んでそのまま置いてましたww
かくして、最後まで解散というしんみりとした感じは微塵もなく笑顔で去って行きました!
彼ららしい、去り方だったと思いますw
総括
宮田ジェットは最後のMCで、色々な人に6年間活動を続けてこれたことへの感謝を述べていました。そんな中で名指して一人の人物に感謝の意を表していました。「ロードマネージャーの原川さん」と紹介して、全国ずっと一緒に回ってくれた事、この日のAXの会場も彼女がブッキングしてくれたことも話していました。その一連の話の中で特に印象に残っているのが、
「原川さんと言う一人の情熱で6年間活動してこれたと思ってます!」という言葉。
アーティストを影でささえるマネージャーとう方達の存在のデカさを改めて知らされました。
その原川さんはこの公演後のスタッフ日記で、「おわりとはじまり」と題して、コメントを残していました。
http://jetki.com/diary-s/index.php?e=1513
「このホームページもしばらくはこのまま残しておきます。時々はのぞきに来てくださいね。」
なんかほろっとくるいいセリフです(;つД`)
バンドが解散する時、そこには色々な理由があるのだと思います。
そしてジェット機の場合は、その理由が実に単純明快です。宮田ジェットが「日本一忙しいドラマー」と称した川西幸一には、ユニコーンとしての多忙な日々が待っています。
その宮田ジェットも宮田和弥としてJUN SKY WALKER(S)の活動が本格化する事でしょう。
そういえば、宮田ジェットは50歳で急逝したマイケルジャクソンを引き合いに出して、「オレもMJ(宮田ジェット)なんだよ!まぁこの時期にMJを卒業できて良かったのかもしれないね。これからはMK(宮田和弥)になります。」なんておちゃらけてましたww
akkinジェットこと鈴木玲史は社長さんなんだそうで。野田ジェットこと野田タロウもあのマルチプレーヤー振りで今後も色々なバンドで(てか本職のジャイアントステップもあるし!)活躍するんじゃないかなぁと思います。
本当「おわりとはじまり」という言葉がピッタリの解散。
そして、℃-uteヲタとして一言。
℃-uteもいつか解散という時を迎えるのかもしれませんが、そんな時はこういう終わり方がいい。やっぱ最後はJUMP歌って、7人と笑って別れたい。
なんて思いました。
ま、まだまだ早貴の話なんだろうけどね!w
从・ゥ・从<当たり前でしょ!!<(_ _)>
最後に、4人の今後の活躍、心から祈ってます。
GO GO JET'S !