アスティの町散策

アスティの町

朝、電車に乗ってトリノから40分くらいの町、アスティに移動。アスティの人はかなり親切で感じがいい。何人かの人たちに道を聞きながらインフォメーションにたどり着くと、ここの人もまた親切で、観光ポイントを地図に示しながらどんどん紹介してくれた。
まずは勧められた塔に出かけた。てっぺんから町が見渡せるらしい。塔には男の子がいて、説明してくれる。上で写真を撮る?って聞かれたから、Si(Yes)と答えたら、鍵をくれた。後でわかったけど、窓に格子がついているから開けないと格子だらけの写真になっちゃうのだ。
グルグル上るらせん階段で、真ん中から下が見える。これまた高所恐怖症の母親には無理な建物だ。てっぺんからは町が見渡せてなかなかの景色。階段を上った甲斐があります。

次は大きなカテドラルに入った。歌が聞こえるなぁと思ったら、日曜日でミサの真っ最中、子供達が歌っていた。ミサの真っ最中に入って行ったことは無いからちょっと緊張。だってみんな声をそろえてお祈りの言葉を唱えている。
でもそこにいた観光客グループが、式の真っ最中にフラッシュをたいて写真を取りまくり、がやがやと引き上げていった…。気にならないんだろうか。

マスカット旨いっ♪

休憩に一軒のお菓子屋さんに。カウンターでスプマンテをお願いしたら、マスカットのスプマンテが出て来た。これが爽やかで美味しい。マスカットの香りいっぱい。一緒にお菓子も少し食べて、4ユーロ。安いのも嬉しいし、ここのお菓子がどれも美味しい。日本に持って帰れないのが残念です。

  • お菓子屋さん&バール "Pasticceria Giordanino" Corso Alfieri 254 tel:0141-593802

3度目のアンニョロッティ

ランチは町で一番大きな広場にあるレアーレという名前のレストラン。塔にいたお兄ちゃんに勧められたお店。白ワインと前菜、パスタを頼んだ。
前菜は19世紀風だという牛肉のスライスにマヨネーズであえたたっぷりのシーチキンを載せた料理。不思議な料理だけど、辞書にも載っていた(Tonnato)。なかなか良い。今度日本でもやってみよう。

パスタは3回目のアンニョロッティ。何となく、このソースが癖になるのだ。カメリエーレ(ウェイターさん)にこのソースには何が入っているの?って聞いたけど、わからないって言われちゃった。残念。今度調べよう。
最後にドルチェを一つずつ実物を見せながら説明してくれたときに、ティラミスのときだけ、Very goodと強調されたからこれに決定。確かにVery good、ちょうどいい苦味と甘み。マスカルポーネはやっぱり旨いです。今日もおいしいランチでした。
アスティからの帰りの電車も本数が少なく、またまた2時間待ち。電車に乗る時間も長く、今回の旅はかなり体に堪えた。でも美味しいものや楽しい人、素敵な光景にたくさん出会え、無事に帰れる…幸せです。