授業あと二日

にんにく

明日で最後の授業で、今日は翻訳演習。ということで、新聞や本から数ページを選んで教材にしてもらった。
新聞は背景を知らないと読みづらく、ショートショートの本から取った文章は詩みたいでまたまた読みづらい。でもちゃんと語尾を見ていけば、何が何にかかっているか、何を指しているかがわかってくる。関係代名詞が省略されているとまたまたわかりづらいケド。勉強したことがやっと形になってきて嬉しい。

アートバーで食前酒

今日は勉強仲間とヴァレーゼの剣道チームの人たちとアグリツーリズモに行く日。待ち合わせは8時半だったから、その前にアートバーに寄ってみた。
今日はにぎやかで、絵を飾りに来た人、見に来た人がいっぱい。私もスプマンテを飲み、おつまみを食べながら素敵な絵を鑑賞。でもあまり時間がなくて30分ほどで退散。帰りに寄ってねってみんなが誘ってくれてちょっと嬉しい。

ヴァレーゼのアグリディナー

前から約束をしていた、剣道の人たちとのアグリツーリズモディナー。みんなが剣道をしているジムから更に車で10分位のところだという。剣道場(スカッシュコートだけど)に行ってみると、前よりかなり人数が多い。近くのノヴァーラという町の剣道チームの人たちも来ていたのだ。みんなまたまた真剣、見ている人たちも真剣。剣道はしていないけど居合道と空手をやってるのっていうおばちゃんもいた。
みんながシャワーを浴びて出てきてから、それぞれの車でアグリツーリズモに移動。着いてから聞いたら総勢25人のディナーでした。長い長いテーブル…。
最初に5リットルくらいのワインが出て来た。普通のワインオープナーだと瓶の口のサイズが大きすぎて上手く使えない。それでも力のある人たち、コルクを壊しながら顔を真っ赤にして抜いてくれた。シチリアのワインで結構美味しい♪
前菜は、イノシシのサラミや生ハム。イノシシの癖が結構好きです。それから、前にピエモンテで出会った牛肉のツナ載せ(トンナート)とロシアンサラダっていうポテトサラダも出て来た。どちらも普通に美味しい。
次はポレンタ。チーズポレンタ、ポルチーニポレンタ、それからロバのポレンタ。ロバの煮込みが添えてあるのだ。ポレンタはそれぞれかなり美味しくて、私のお気に入りはポルチーニ♪ロバは初めて食べたケド、しっかり煮込んであって柔らかく、味つけが濃いから臭みも気にならない。チーズとか煮込みとか、味の濃いものがポレンタに良く合うんだ。
その次がトリッパ(牛の胃袋)と豆の煮込み。豆もトリッパもこの味つけも私の好み。上にはパンが載っていて、ソースにつけて食べると美味しい。

パスタはポルチーニのタリアテッレ、メインは牛肉の薄切りにサラダを沿えて食べる。味の濃いものが続いたからホッとするさっぱりさ。添えてあった唐辛子が美味しかった。
デザートはリンゴのケーキ。香ばしくて柔らかく、美味しい。かなりの品数だったけど、それぞれがちょびっとずつだったからちょうどいい満腹具合です。

最後にグラッパと一緒に出て来たのが、Prunella mandorlata。アーモンドの香りつきプラムのお酒。いい香りで癖になり、強いのに2杯立て続けに飲んでしまった…。それにしても旨い。でもこれが出て来たときにはかなりの酔っ払い状態。何故か最初に出て来たワインが入っていたでっかい木箱を貰ってきてしまった。しかも隣に座っていた子の住所を箱に書いてもらって…。何がしたかったんだろう、私。…翌朝悩むことになるのです。
宴会が終わったのは1時過ぎ。日本人はみんな車に乗せてもらって帰りました。帰りに寄るつもりだったアートバーはもう閉まっていたし、私はぐったり。おやすみなさい。

  • アグリツーリズモ 「Agriturismo piano delle resinose」