たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

テレビで「もってけ!セーラーふく」が流れた時、どう反応する?

●「もってけ!セーラーふく」大躍進中●

それにしても、「らき☆すた」のOP、「もってけ!セーラーふく」はなぜこんなに中毒性が高いのでしょう。もう飽きるほど聞いているはずなんですが、ひたすら繰り返してしまいます。確かにハルヒの「ハレ晴れユカイ」もクセになったし、はるかさかのぼって「残酷な天使のテーゼ」なんかもクセになるほど聞いたのですが、ここまで歌詞の意味を考えずふわふわ頭に入ってくる曲久しぶりな気分です。

再生数が今の時点で150万超えてます。他にもyoutubeにアップされているし、ニコニコ動画にもあることを考えるとスゴイ。みんな中毒。わたしも中毒。
 
「もってけ!セーラーふく」4位まで上昇、明日のデイリー首位も射程に!(The Natu Style)
売れ行きも半端ないです。
オリコンチャートの仕組みとかはよく分からないのであまり口はさめませんが(順位の仕組みとか、実売数の関係とか)、とりあえず尋常じゃない状態なのは確かなんでしょうね。
 
自分は言うまでもなく「らき☆すた厨」なのでこの状態はえらく面白いわけです。いいぞもっとやれ!
音楽に貴賎があるわけでもないし、どっちが勝ち負けとかもないんだけど、アニソンがどーんと前に出るってのは痛快でなりません。
が、ふっと頭をよぎったことが。
「両親やオタじゃない友人とテレビ見ていたときに、『もってけ』が流れたらどんな気持ちになる?」
う、うーん…。
 

●音楽番組に出たときの色々な反応●

ミュージックステションでらき☆すたのもってけ!セーラーふくが流れた件について(へいわぼけ)
【Mステ】らき☆すたキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!【05/25】(ニコニコ動画)
こうしてみると、色々な反応があってほんと面白いですネ。

Aタイプ・アニソンキター!わたしも買っちゃうヨ?的お祭り派
Bタイプ・これはないだろ自粛しようよ日本オワタ的否定派
Cタイプ・すいませんごめんなさいアニメ好きでごめんなさい的羞恥派
Dタイプ・別に事実ならいいんじゃない的冷静派

自分はAタイプです。そりゃね、面白いですもんこの状態。音楽業界全体から見たらなんてことないのかもしれないですが、前面に出るだけで面白い。
しかし、周りに両親やオタじゃない友人がいたら、Cタイプになりそう。「こういうの好きなんでしょ?」「ん?しらないよ?」とか言って自己嫌悪するんだゼきっと。
そこで、普通に胸張って「好きだねー」って言えればいいんですけどねえ。なんでしょうこの複雑な感情。
 

●場違い?融合の通過点?●

音楽に貴賎なんてあるわけないので、電波なアニソンだろうと、売れ線の恋愛ソングだろうと、クラシックだろうと、面白いと思ったらそれでいいわけです。だからこれを見てどう反応したって間違いではないんですよね。ある人は「アニソン進歩したなー」と捕らえるかもしれないし、ある人は「日本だめだな」と取るかもしれません。それは個々の中で思う限りはどっちもダメではないんですよネ。押し付けることは決してできませんが。
音楽は特にこういう面でアニメ系は目立ってしまいますが、本でも同じことが言えると思います。ベストセラーの中に明らかにオタ向けなのが混じっていると、これまた個々になんらかの感情が芽生えることってオタクだとあるんじゃないかと思います。単なる意識過剰なのかもしれないけど、起きちゃったものは仕方ない。
 
だいぶ前に、「週刊わたしのおにいちゃん」がアマゾンのベスト5を独占したときは驚きました。
ネット販売という特殊性もあっての事なのでそこまで騒ぐことはないのかもしれませんが、やっぱり今考えても面白いやら恥ずかしいやらで複雑ーな気分になります。
あ、自分は全部買いました。
 
海外から見たら、どう見えるのかな、なんて余計なことを考えてしまうのは自分がかつて隠れオタだったからでしょう。
明らかに自意識過剰な部分はあるんですよね。すぐに流れる一瞬の瞬発力でしかない出来事なんですが、どうにもそこに目がいってしまいます。
そういうサブカルな部分が「文化かどうか」はさしたる問題ではないですよネ。楽しいかどうかが問題なわけですし。また、過渡期として今浸透しはじめている前段階なのかもしれないし。
それでもなぜか第三者の目を気にしてしまうのは、漠然とした後ろめたさを「萌え」の中に感じてしまうからなのでしょうか。
 

●「あはは」と笑える度胸がほしい●

音楽にしろ、ゲームにしろ、本にしろ。
オタ文化が誇るべきか恥ずかしいかは、価値観で大きく変わるので答えは永遠に出ないと思います。
しかしそれを「文化として認めるべきだ」と考えても仕方ないし、「サブカルは分けて考えないと」と後ろ向きになる必要もないです。面白いものは面白い。それで十分。
 
「もってけ〜」が万人受けして日本人の愛唱歌になるようなのは、さすがに怖いです。パロディソングとして作られているわけですし、そこはやっぱり線引きがあるじゃないですか。だからコレを見て笑ったり受け付けなかったりする人も間違いなくいる、んですよネ。いるように出来てるから。
だけど、自分はこれが好き。アニソン文化大好き。そのあえて斜めに行っちゃうとこが。
そこをおさえて、ちょっと場違いなところにドドーンと飛び出したのを見たときに「あはは」とお互い笑ってスルーできるような時代になったら、本当に面白いな、と思うのでした。認められる必要はないんです。「なんでアニソンだよ!w」と笑って突っ込めたら最高ですネ。
 
TVアニメ「らき☆すた」OP主題歌 もってけ!セーラーふく
 
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ちょっぴり後ろめたいくらいがオタク的には心地イイ。
レッツプレイ、深読み&邪道読み。
 
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ちょっと文化とゲームの話から色々。
価値観云々以前に、音楽にしろゲームにしろ本にしろ、面白いかどうか、ですよネ。あとはそれを心から面白いと思う人が「面白い!」とどれくらい言うか。単純にそこに尽きる気がしました。