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寂しがりやな宮下さんの魅力を知るがいい!「みつどもえ第132卵生」

ぼくは「みつどもえ」を読むといつも、恋に似た気分に落ちます。
ええ、それは恋です。キャラクターを愛してしまったのです。
みっちゃん?うん、みっちゃんは理想の雌豚です。とても好きです。でも違います。
ひとは?うん、ひとはは根のかわいい子です。とても好きです。でも矢部っちと仲良くなってほしいです。
ふたば?うん、ふたばはかわいい、すごくかわいい、もっと愛されていい。でも違います。
6年生にして、少し成長が早くて、元気でそしてちょっぴり寂しがり屋な少女。行きすぎてウザイとか言われちゃうあの子。
そう、宮川さんです!
 
間違えました。宮下さんです。
 
今回は宮下さんの魅力全開な回でした。いや!もう毎回彼女は出る度に魅力度が増しているのですが、今回の彼女の本音っぷりと意地っ張りっぷりは抱きしめたくなりました。
さあ、みんなも宮下さんを好きになるといいのよ。
 

●女の子>>>越えられない壁>>>男との恋愛●

宮下さんはですね、とてもとても人とのつながりを気にする子です。特に自分に関しては。
まあ普段は杉崎チームの一員なので、だらだらと杉崎や吉岡、三つ子とのんべんだらりとしているわけですが、基本「一人行動」は取ったことがありません。
ぶっちゃけ、彼女はスタイル的にも成長度合い的にも、結構モテる場所に居ると思うんですよ。しかもほら、バスケ部ですし。宮下の性格や会話を知らないような周りのクラスの子からだと、けっこうかわいいルックスが受けているんじゃないかと。あくまでも性格を知らなければ、の話ですが。
しかし彼女は男子とほとんど遊びません。しんちゃんや千葉氏とも自ら接することはほとんどありません。
なぜでしょう。

答えはこのコマに隠されているようです。
全く持って「空気読もうとしない」性格は相変わらずですが。セリフに注目です。
「恋だの愛だのという話は苦手だけども!!」
興味がない、というのはこの年代ならまあよくあるでしょうけれども、「苦手」というのはちょっと面白いですね。実際この後、彼女は恋愛ドラマなども一切見ていないことが明らかになります。
いくら苦手とはいってもドラマや少女漫画などには興味を示す年代だと思うのですが、とことんそういうのを避けます。ちょっとここがポイントなわけですよ。

したり顔でこういうことをさらっと言っちゃうのがこの子のかわいいところですね。いやあもう、軽い軽い。でも嘘をつくつもりはさらさらないと思います。
 
彼女は、「恋愛」が嫌いなわけではないんです。
ようするに、今いる環境が心地よくてたまらないんです。吉岡といつも一緒にいて、杉崎や三つ子とワイワイ過ごして、ひとはの尻を追っかけてはうざがられて、バスケでバリバリがんばりながら怒られちゃうような、まさに女だらけの世界が。
女好きとかという意味ではないです。安心するんです。
年齢的に考えてもそうですが、特に彼女は女子同士の輪がとてもとても大事な子なのでしょう。だから特に吉岡とは常に一緒に居ますし、杉崎が何をやっても必ず側にいます。
あの女子チーム(含む三つ子)、おそらく核になっているのは宮下ではないかと思われます。
言い出しっぺはみつばや杉崎なんですよ。それでがんがん前に進んでいくわけですが、彼女のような「突っ込み」であり「ストッパー」である子がいるからこういう輪って成立するんですよね。特に何かしゃべるわけではないけれども、いることで場が成立する。まるで接着剤みたいな子です。
具体的な例をあげると、プリキュア5の夏木りんちゃんや、電脳コイルのあいこがそれに当たります。恋愛のにおいの全然しない、自分から物事を動かすタイプではないけれどもそこにいることで女の子たちがまとまる子なのです。
 

●だって寂しいんだもん●

そういう子こそ、実は一番の寂しがり屋なのです。なのです。
宮下のかわいいところはそこです。一番心も体も大人びているようで、誰よりも女の子同士の間での不和が怖い。寂しい。一人がいや!
 
実は「恋愛が苦手」というのは、ひっくり返すと「女の子の輪が崩れるのが怖い」というのもあると思うのです。
たとえばいつも一緒にいる吉岡に、恋人が出来たら?そう、彼女は一人になります。それは喜んであげるべきことだけど、とても心の中は複雑になります。
だから、「恋愛」って難しい。女の子同士の輪の中にあって。

吉岡は恋愛沙汰の大好きな子です。だから不安もあります。あるけどそれも含めての「吉岡」が、宮下は好きなわけです。
彼女のこの言葉、もうキラーですね。殺し文句ですね。恋愛相談は宮ちゃんに一番にすると思うよ。
一番!!そう、一番。
女同士の友情は壊れるのが怖い。男女の恋愛が生まれた時疎遠になるのも怖い。でも恋愛はありうる話。
でも、でもね。一番はあるんだよ。
この言葉に宮下はどれだけ励まされたことでしょう。
意地っ張りで、大人びているようで誰よりも幼い部分があって、いつも楽しいけれど不安で。
でも側にいて、「一番」って言ってくれる友がいる。
よかったね、よかったね宮川さん!じゃなくて宮下さん!
吉岡がいるから、宮下は今後もきっと、女の子グループの核になっていくことでしょう。
 

●キュートでむちむち●

宮下の魅力はまだまだたくさんあります。
たとえばこれ。

はい!とても子供向けじゃなさげなひどいシーンですね。まあこういう毒っぽさが「みつどもえ」のいいところなんですが。
まあどうみても意地張って嘘こいてるのがバレバレなシーンですが(原因はマンガを読んでね!)、注目すべきところはここです。

そう、彼女の太ももです!
彼女はいつもミニスカートかホットパンツなんですよ。つまりどういうことか分かりますか。
太ももなのです。太ももが露わなのです!
健康優良健康少女だからこそというのもありますが、おそらく彼女はオシャレであると同時に日々体温が高いのではないかと私は考えるわけです。
加えてよくこのコマを見てください。彼女のスカート鉄壁ではありません。めくれています。
ちょっと動いただけで、結構めくれるのです…これはすごい。
普段からかなりオシャレな子ですが、こういうのはあまり気にしないタイプなのでしょう。男子の目線なんて気にもしていないのかもしれません。女の子の輪が今は一番ですものね。
だからこそ、読者であるぼくらは宮下の太ももを堪能できるのです。やったね!
 
そして、今回一番のキュート宮下はここ!ここ!

赤面する宮下。
普段ツッコミ役のため、なかなか赤面しない子なだけにこの破壊力は抜群。しかも絵に描いたようなあからさまな照れっぷり。
なぜ照れているかは読んでもらうとして、にしたってこのオーバーリアクション。これきっと彼女は作ってないと思います。ガチ照れなんです。
そりゃもう変なところで意地を張る彼女ですが、だからこそ彼女はとても裏表無くて素直。
ああ、この赤面する宮下にいたずらした…じゃなくてぎゅっと後ろから抱きしめてあげたいですよね。自分が女の子になってね。
何言ってるんですか。男の格好で抱きしめても意味ないじゃないですか。女の子になって大きな宮下を抱きしめたいですよ。ええ!
 
ああ、宮下さん。
どこまでもキュートで元気で、女の子と遊ぶのがなによりも好きな少女であれ。
 

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んでこのコマです。

吉岡内でのひとはの恋愛はどこまで行っているのかわけがわからなくなってきました。
性別と年の差…。
えーと、まず矢部っちはガチとして、竜太でしょう。あとは謎のイケメン、ですよね。
そして性別となると、なんだろう。宮下ではないのは彼女はわかっているだろうから、松岡?
あー。まじめに考えるだけ意味はないんですがー。脳内設定ですし。
だがしかし、気になります。吉岡の中のキャラ相関図を再度現在版として提出していただきたい。
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