END OF THE CENTURY/マイケル・グラマグリア

makisuke2004-12-01

http://www.miraclevoice.co.jp/ramones/index.html←公式サイトはこちら
シネセゾン渋谷にEND OF THE CENTURYを観にいきました。

パンクの祖といわれ,以後のロックンロールに多大な影響を与えたばんど、ラモーンズ内幕を明かしたドキュメンタリー。

そして、私はいろいろ考えてしまいました。メンバー同士の対立も深刻だったし、セールス的にも恵まれなかった彼らだったけど、バンドは22年の間続いたのだということを。続いたということの意味とか価値とか必然とか切実とかを。本当にいろいろ考えてしまいました。そして、羨ましくもありました。私は劇団を立ち上げて、芝居にすべてを捧げていたこともあったけれど、続けられなかったのだということとか。誰も一緒にやってくれなくなってしまったこととか。自分の中でも続けるというエネルギーを失ってしまったこととか。やりたいことを見失ってしまったこととか。誰かと何かをすることに疲れ果ててしまったこととか。いろいろ。ホントにいろいろ考えてしまったのです。今夜は。私には深刻に対立するほど一緒に何かに打ち込んだメンバーはいなかったのだなとか。「ラモーンズ」は、とにかくカッコ良かった。いろいろあっても、ステージと「ラモーンズ」という拠り所を大切にしていた、ジョーイやジョニーを私は自分の事のように、眺めてた。そして、羨ましかった。私はあんな風に、何かを必要として何かを犠牲にしてやり続けたかったのだけど、出来なかったのだ。それはすべて私の切実さや愛情が足らなかったからだろう。もちろん「ラモーンズ」と比べるなんて、おこがましいことだけどさ。それでも、さみしいよ。ああ、今夜はちょっと泣きそうなんで、もう寝ます。