やらなければいけないことリスト

先の記事で、勉強しないといけないことが山ほどあると書きましたが、その内容を優先順位が高い順で書き出します。

1.一級建築士の勉強
2.構造設計技術の向上
3.プログラミング
4.コミュニケーション技術
5.ファイナンスの知識
6.英語


1.は言わずもがな、この業界で生き残っていくためには必須で、いい加減なにがなんでもとらなければいけません。
2.もこの業界で生き残っていくだけでなく、建築家からの信頼を得て、様々な建築を実現していくために必須です。これまで同様に、これは仕事の中でさらに身につけていきます。
3.は構造設計者として幅を拡げアドバンテージを得るために、ジオメトリのシミュレーションや、ソフトの開発・改良を行う目的で進めていきたいです。
4.は自分が不得手とするところで、自分で営業力を高めるため徐々に進めていかなければならない項目です。
5.は事務所の開設費用を貯めたいのと、自分の将来の不安をなくすため。
6.については、ここ数年最新の情報を得るためには英語の情報に触れないといけないという場面がよくあるので、これからの情報の海を泳いでいくためにはやはり英語が必須ということです。この次の段階では中国語もやっていければ言うことなしですが。



という感じでいろいろとやりたいことを書き連ねましたが、普通はそんないっぺんにあれこれできるもんじゃないですよね。現実的には1,2ができれば今年は万々歳という感じなのかな。なので端的に一言で今年の目標を掲げるのなら、


「無駄なことをしない」


これに尽きると思います。

就職先が決まりました。

2月より、以前よりお誘いを受けていた旧所属事務所のOBの方が独立して開いた構造設計事務所に勤めることとなりました。

現在まだ1人で切り盛りしている事務所ですが、仕事の依頼はとにかく多数あってこなすのが大変なので、人員補強という形で僕が呼ばれました。


ここに就職を決めた理由としては主に以下のことが挙げられます。


1)仕事の進め方がお互いわかっているので教育コストと不安要素が少ない。

2)僕も自分の名前で仕事を取ってやりたい旨を伝えたところ、許諾してもらえた。

3)完全フレックスで自宅作業OK、長期休暇OK、自分の仕事での出張もOK。(ただし仕事の状況による)



一般的な企業だとこういった体制が許されることってほぼないと思うので、お互いにメリットがあり一緒にやっていくことに決めました。
2)についてですが、僕自身がまだ設計事務所を開設できる資格がないので、とりあえず個人の事業所を開設し、資格が不要な仕事については、自分の名前でやっていき、資格が必要な仕事についてはこの事務所を通してやっていく体制を整えることになります。



将来的にはちゃんと自分で独立したいので、そのために勉強しなければいけないことを目の前に想像するとほんとに途方が暮れる思いです。無為に遊んだり、どうでもいい頼み事を聞いてる暇はありません。
完全独立の目標ですが、3年間この事務所に勤め、2021年中とします。
僕はなかなか目標を実行に移せないタイプなので、ここに宣言したいと思います。

最近のイヤホン事情

イヤホンはけっこう頻繁に買ってしまうので自宅にいくつもあって困ってしまうのだけど、最近使ってるのはこれ。





■YAMAHA EPH-200(写真右)
高級イヤホン(自分の定義では1.5万円以上)は過去2個買ったことがあるんですが、いずれも1年以内に断線してしまいコスパが悪すぎるのでもう買わまいと思っていたんですが、最近は断線した時用に数千円でリケーブルできるものが増えているので、それならばと思ってまたちょっと良いものを買おうと思ったのがこれ。
いわゆるドンシャリ系が苦手なので、できるだけ癖がなく各周波数の音がバランス良く鳴り、できる限り原音に忠実な音が再現できるという一点に尽きるのですが、これに3万円以下という価格設定を考慮して出てきた候補がまずモニタリングイヤホンとして名高いSONY MDR-EX800ST
それでちょっと古い機種だし、選択肢がひとつだけというのもなんだかなあと思って出てきたのがこのEPH-200でした。


ビックロへ視聴しに行ったところ、第一候補のMDR-EX800STは置いてませんでした。それでEPH-200と他に置いてあるやつを色々聴き比べたところ、音の解像度が高く音の周波数特性の癖がなく、圧倒的に好みで気づいたらずっと聴き続けてたので、MDR-EX800STが視聴できてないという心残りがあったものの購入。買ってすぐに聴くと、あれ?間違って違うやつ買った?と一瞬思う程音がボヤけてる印象。エージングによって大分音が変わりそうなので、とりあえず1時間でエージングができるという触れ込みのChord&Majorというオーディオメーカーが公開しているエージングツールを使い、多少改善。した気がするけどまだ店頭で聴いたものには及ばないかなあ。これだと視聴せずに買った人には不評だろうな。


Chord&Major
(エージングツールは上記リンク先右上の二重丸をクリック)


この工業製品ぽい素っ気ないデザインは好みだし、独自の二段キノコ型イヤーピースのフィット感も良好。あとは気長に使って育てることにしますかね。




■BoCo earsopen(写真左)
こちらはGREEN FUNDINGで、ハイレゾ級の音質の骨伝導式イヤホンという触れ込みで資金を集め、目標額の10000%を達成した商品です。
骨伝導式はいくつか試したけど、音質的にとても視聴に堪えられるものじゃないので持ってませんでした。そこに"ハイレゾ級"という謳い文句があったので興味を持ち、出資額が商品価格より40%オフだったのでポチッといきました。


視聴せずに買ったんですが、結果としてはこの商品かなり気に入ってます。というのも仕事中とかに音楽聴きながら、他の人の声が聞けるという用途で使いたくて、かつ音質も良くその用途は充分に満たしてくれるからです。
耳たぶにはさんで装着して、音が密やかに頭のなかに流れ込んでくる感覚はなかなか新鮮で、集中して聴くというよりも作業中のBGMにはとても良いです。


しかしながらネットでこの商品のレビューを見ると結構散々な評価。ハイレゾ級という謳い文句を出してしまったがゆえに、そんなもん程遠いじゃんと言われ、さらに出力音圧レベルが小さく、外部使用ではほとんど聞こえないというのが追い打ちをかけました。


出力が弱いことについては、僕は室内利用を前提としているのであまり問題ないんですが、iPhoneで聴く場合は以下のアンプ搭載レシーバーを併用してます。



音質面については、"ハイレゾ級"というのは正直ハナから信用していなかったので期待値は低かったのですが、それに対し予想以上に良く鳴り小さい音で聴くと心地よいBGMになるのが気に入りました。
今では公式サイトの製品ページからは"ハイレゾ級"の謳い文句も消えて、リスニング中に人の話し声が聞こえること、スポーツ中のリスニングに最適であることを押し出してます。(とはいえ音圧が低すぎてスポーツ中は正直使えない。試しにチャリに乗りながら使ってみたところ、なんか音が鳴ってるな?くらいしかわからなかった)


最後にここだけの話なんですが、僕みたいに耳が性感帯の人は耳たぶにつけたイヤホンの微振動でアヒィってなること請け合いです。ぜひ好きな声優さんの囁き声音源をこれで聴きましょう。




ほんとはPCの音楽環境についても書こうと思ったけど長くなってしまったので今回はこのへんで。


【ブログ編集メモ】
厨二病っぽいカテゴリ名を変更。これによって昔書いた痛い記事が検索しにくくなりました。ていうかいまこのブログを定期的に読みにきてくれる人なんているんだろうか?という自問自答には目を背けながら更新してます。

[[]]

スケジュール帳の最適化

2018年のスケジュール帳(というかカレンダー)を買いました。
買ったのは、今年から使い始めたのと同じもので。

僕は手帳というものを使うのがほんとに下手くそで。
かつてほぼ日手帳を買ったことがあるんですが、365日中10日ほどしか書きませんでした。マジで。
とはいえ、あらゆることを忘れてしまう貧弱な脳みそしかないので、色々なことを書き留めておきたい。

基本的にスケジュールはiPhoneで管理してるけど、視覚的に(わざわざアプリを起動しないと)わかりづらいこと、詳細を記入するには手書きの方が良いことから、何かいいのはないかなと、模索してこれにたどり着きました。



これは卓上カレンダーとして使えて、持ち運ぶときはマグネット式のカバーをパチっとはめて手帳にも使える優れもの。
方眼紙ノートが20ページ程ついてるので必要な時はなんか書けます。

スケジュール管理はこれを使って、メモはノートを併用します。
ノートは、思いついたことや記録したいことをすぐにノンジャンルで書く仕様。あらゆるジャンルのメモを一冊のノートに記していきます。これだと、書けなかった日が長期間続いても罪悪感なく続けられます。
色々試行錯誤してやっとものぐさな僕にも続けられるやり方に最適化できたかなと。

最近読んだ本

ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム

ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム

100年後の世界を妄想し、老人となったゲーマーが低評価レトロゲーム(いわゆるクソゲー)をレビューするという体裁で描かれた異色な小説。
ゲームごとに章が構成されており、レビューの端々や雑記という形で、レビュワーの物語が進行していく。
社会倫理との齟齬が原因であったり様々な理由で低評価となってしまった空想のゲーム設定と、それを取り巻く社会状況の語り口は見事。


一例を挙げると、孤独なプレイヤーと一緒にゲームをしてくれるアンドロイド「Acacia」、大衆を洗脳するために作られたゲーム、月世界で初めて開発されたゲーム、拡張現実を用いて福井県鯖江市を丸々ゲームの舞台とするプロジェクト、宇宙飛行士が航海中に暇を潰すためのゲーム、遺伝子を編集してゲームを遊ぶ生命体を作る子供向け学習ゲーム等々、、、。どの人も絶対お気に入りのゲームが見つかるはず。


まだ生まれてもない創作物に対する愛を、低評価への反論として語るっていう圧倒的想像力。
管理社会を人間が受け入れてどう生きていくか、という裏テーマがこの小説に通底している気がします。
500ページ近いボリュームがあって一気読みはちょっと大変だけど、気が向いたときに一章ずつ読めるので普段小説を読まない人も読みやすいです。オススメ。


Parametric Design with Grasshopper ― 建築/プロダクトのための、Grasshopperクックブック

Parametric Design with Grasshopper ― 建築/プロダクトのための、Grasshopperクックブック

grasshopperの練習をするために購入。
読んだ本というか、現在進行中。
ただし基本的なプラグインの説明が省かれていて、初学者がやろうとすると出だしからつまずくので、該当者は「rhino-gh.com」で一通り練習してからやりましょう。(僕がそうです)
そこからのステップアップのための教則本て感じかな。


ヤマダの木構造 (建築知識の本)

ヤマダの木構造 (建築知識の本)

普段建築雑誌を見てると、これ納まりどうなってるんだろう?と疑問に感じるような部分まで詳細図つきで解説してくれる、勇気と心意気を感じる、山田さんのお人柄を感じさせてくれる著作です。平易な文体で書かれているし、意匠設計の人にもオススメ。

退職しました。

先日、インターン期間から含め7年間勤めた構造設計事務所を退職しました。
色々と問題もありましたが、たくさんのことを経験させて頂きました。

今後の活動はどうするか明確に決めてませんが、ひとまずは開業して、知り合いの事務所の手伝いをしつつ、個人で仕事の幅を拡げていきたいと思ってます。

事業形態は設計事務所ではなく、エンジニアリング・デザアイン事務所として開業して、主に建築・構造物設計のコンサルティング業務を請け負っていきます。
新しいことにも挑戦したいので、困難が伴うと思いますが温かい目で見守っていただければ幸いです。

ひとまずは、仕事場となる自宅の整理に追われる日々が続きそうです。それではまた。

最近読んだ本

現実逃避による連投で、本のご紹介。




ブロックチェーン・レボリューション ――ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか
ブロックチェーン・レボリューション


近年話題のビットコインをはじめとする仮想通貨(暗号通貨)。
その暗号通貨の仕組みを成立させているのがブロックチェーンという技術で、本書ではブロックチェーンはインターネットの発明に比肩するほどの発明だと言ってます。


技術的なことは素人なのでよくわからないけど、ざっくり言うと世界中のコンピューターを連携させて、取引の記録を分散して記録することで信頼性を担保する仕組みです。
現段階では投機的な認識が強い暗号通貨だけど、本書ではブロックチェーンが通貨以外の様々な社会構造(例えば芸術、行政、選挙などなど)に応用できる可能性が示されてます。
わりと気負いの強い論調で、ブロックチェーン本としては入門レベルなので、これから勉強したい、思想的な概念を知りたいという人にオススメ。

脱中央集権システム、シェア、などのワードにピンとくる人は是非。しかしながら、ここ数週間の暗号通貨市場が、本書で示されてる明るい未来の実現が容易ではないことを物語っていると感じます。