★「華麗なる一族」、ついに原作本にまで手を出してるわけですが、原作はエロいよ〜。ドラマでは未遂に終わってたけど、バリバリやってますよ3P! しかも北大路(万俵大介)のベッドでの誘い文句、「こっちを、お向き」「いいだろう」ですよ。こ、濃い……Always濃いなぁ昭和って。3Pで貪欲に求めあった翌日、愛人は必ずエステサロンに行って寝不足(&色やつれ)による肌の疲れを取るとか、求められても断ってただ一緒に眠ることで北大路の愛情を感じようとしたりとか、さすが山崎豊子って感じのなまなましい描写がこれでもかと出てきます。愛人・高須相子はドラマでは今のところ単なる悪役ですが、原作では愛人という弱い立場の女の脆さやふてぶてしさものぞかせていて、嫌いになれない感じ。大介の性欲処理用にされてる感がぬぐいきれず、他の男にグラッと来たりもしています。

 そして万俵家の男は原作ではみんな性欲強くてヤリチンなのがすごい。愛人一人なんてぜんぜんいい方で、愛人&妻の3Pですらまだマシかなって感じのすごいできごとが次々と……。大介(北大路)の父親が「やはり公卿の女の肌はましゅまろのようだな」と「ぬるむような声で」言ったりしてますよ。ひ、ひらがなで……。「異様な体位で体をからませて」きたりしてますよ。葬式では愛人三人がなきがらにとりすがって号泣したりしてますよ。下半身も華麗なる一族……。

 あと、驚いたのは山田優が原作そのままのイメージでピッタリなこと。唇が厚くて、独身時代はセックスしまくっていて上流階級にしてはちょっと下品で奔放すぎるというキャラクターで、山田優のいい意味での下品さ(セクシー、と言い換えてもいいと思う。そこが好きなんだよ!)を活かしきった配役です。原作では新婚なのにセックスの回数が足りない不満とかをあけすけに語りそうになったりしてます。

 しかし原作を読んでいると、「継続的な肉体関係がある」イコール「つきあってる(愛人関係などにせよ)」または「多少なりとも気がある」という感じがあって、なんか、いいな〜という気がします。「セックスフレンドなのか恋人なのか」なんて余計なことを考えなくてもよかった時代……なのか?(そんなこともないだろう)

 脚本はかなり書き換えられていて、ドラマをわかりやすくして盛り上げるためにどう書き換えているのかがわかって面白いです。


ネコミミメガネのメイド作品「僕、専用。Z」の特設サイトができてます。
http://www.gogos.tv/bokusensp/#

 ちょっと、頼むからENTERを押してみてください(18歳以上の方のみ)。これ見て笑ってくれる人が何人いるのか姉ちゃんちょっと不安なんですけど、「攻殻機動隊」のサイトにソックリなわけです(笑)。ウインドウの開いた感じとかもソックリ。「僕、専用。」のスペシャルシリーズが毎回有名アニメへのオマージュになっていることは以前も書いたと思うんですが、今回は攻殻らしいです。あぁ……作品紹介に出てくる出てくる「SSS」とか「連邦政府特別調査部9課」とか、違うんだけどなんか見たことのある言葉が……(「人形使い」「ゴースト」はそのままか)。

 そもそも「僕、専用。Z」の「Z」は「Zガンダム」の「Z」という説もあるんですけど、それはさておきやっぱりいつ見ても女優の趣味がいいなー。ゴーゴーズは。一ノ瀬カレンにみずなあんり(ちょい天然でぽにぽにしたカラダの女のコです。ロリ!)、ウワサのあずきちゃんも出演してます(このパケ写は特に辻ちゃんに似てる!)。すごい有名な女優さんはあまり出てなくても、「俺だけのお気に入り」と思ってたような女のコがよく出てるんですよね。あっ! なんかちょっとだけ少佐ふうのピタピタした衣装が映ってる! でも少佐は、少佐はこんなんじゃないよー。男顔でカラダがむちむちで低い声で喘ぐ女がいいよー(と、いろいろうるさい元ネタファン)。

 と、まぁオマージュという形で元ネタをアレンジして取り込んでいくのがゴーゴーズ、そして元ネタを最大限にリスペクトし、できる限り忠実に映像化してゆくTMA(「マリア様がみてる」「涼宮ハルヒ」のアレを作ったところです。「マリみて」の姫咲しゅりは今思い出してもうっとりするなー。あれくらい声優的な才能がある女優さんがいるといいですね)でしょうか。