2つの蓮香樓の月餅

広州の蓮香樓は1889年創業。
香港の蓮香樓は広州の蓮香樓の支店として1920年頃オープンし、1949年に分家した。
今では別会社の2つの蓮香樓はどちらも地元で人気の老舗店となっている。

今年は2つの蓮香樓の月餅を買って比べてみた。

“蓮香”という名前の月餅は
(1)香港蓮香樓
(2)広州市蓮香樓有限公司
(3)広州飲食服務企業集団有限公司
の3社が販売していて、広州および香港で“蓮香”の商標登録をしたのは(3)。
現在(1)と(3)、(2)と(3)で商標争い中。
※先日、香港の高等法院で(3)が1996年に香港で登録した商標は無効という判決がでた。
私が買ってきたのは(1)と(2)の月餅。


左:香港(4個入の缶) 右:広州(1個入の缶)
入手した缶は酷似したデザインだった。缶に書かれている言葉もほぼ同じ。


下:香港 上:広州


左:香港(雙黄蓮蓉月餅)缶入り1個48香港ドル(約614円)
右:広州(双黄純正蓮蓉月餅)簡易包装1個27元(約437円)
名前は少し違うけれど同じ“塩漬け卵2個入り蓮の実餡月餅”


左:香港 右:広州


上:香港 下:広州(写っていないけれど卵は2個入っていた)

 
香港:材料など(写真クリックで拡大)
カロリーは特殊な買い方をしたため不明。本来なら缶に明記されている。
英語と日本語表記(誤字、誤訳あり)も載っている。
欖仁は橄欖(カンラン)の種のことだと思う。

 
広州:材料など(写真クリックで拡大)
1個187.5gのカロリーは3375kJ=807kcal

同時に食べてみたら味は違った。
香港の月餅の方が風味豊かで私好みだった。

参考
広州の蓮香樓のHPはこちら。売店の一覧はこちら
蓮香樓のウィキペディア(中国語)はこちら
2012年7月6日のブログ(オリーブと橄欖)はこちら
2013年1月31日のブログ(広州・蓮香樓の月餅)はこちら
2013年9月13日のブログ(香港・蓮香樓の月餅)はこちら