つれづれなる日記 @ maoo.jp

退屈な日々をより退屈な文章でだらだらと

オーブンとかトースターとか

 かなり昔に最初の一人暮らしを開始した頃のことであるが、外食をするのが嫌いな自分としては*1、これはもう下手でも意地でも自分で料理をしなければなるまい、とか思ったものである。実際には、マンションのほぼお隣がそこそこいい感じのお弁当屋さんであったし、お近くにコンビニエンスストアやスーパーマーケットもあったし、金さえ無駄にしてもいいなら料理などしなくともどうとでもなっただろうが。
 しかし自分はそう金持ちであるわけもなく、料理をするのにそんなに拒否感もなかった。だから、わりと早期にいろいろと料理用の環境を構築したわけだが、その中に電子レンジがあった。なにか買ってきて加熱して食べる時にも便利だろうし、これはもう必須であろうと。だからあっさりと購入したのだが、今でもなにも問題なく働いてくれている。当然のことながらもうすごく古いモデルではあるのだが、健康で長生きなやつである。
 あまり多用するというほどでもないがけっこう便利に利用しているこの電子レンジ、実は不満がないわけでもない。オーブン機能がついていないのだ。その頃、そういう機能がくっついているのは*2高級で高価なタイプだけであった。安価なものは(オーブンの代用ということだったのだろうか)トースター機能がついていたわけで*3、自分のものもそうだ。もっとも自分はパンをわざわざトーストして食べたりする習慣がないし*4、トースター機能を使うことはまずない。
 さて、実家でお菓子を焼いたりなどでオーブンをいろいろと利用していた身としては、オーブンへのあこがれのようなものがまだ自分の中でくすぶっているのを感じるわけだった。今時の電子レンジはけっこう安価なタイプでもオーブンがついていて機能もかなりのものであるようだし、ちょっと高級なタイプになるともうものすごいことになっている気だってする。いいなあ。ほしいなあ。でも貧乏だし。実に悩ましい。
 …ところで電子レンジにくっついているトースター機能とオーブン機能って、いったいなにがどれくらいどんなふうに違うのか、実は知らないことに気づいた。ヒーターの位置とか? 出力とか? どっちも電熱線で内部を熱するという機構には違いがないような気がするし、形状にもそんなに差がないような気がするんだが。もしかして、「実はほぼ同じです」なんてびっくりなことはないだろうな。もしそうだったとしたら、自分の長年のあこがれっていったい。

*1:食事は自分一人でというのが好きなもので。

*2:「オーブンレンジ」というやつだ。

*3:「トースターレンジ」と呼称されていたことが多かったと思う。

*4:もしもそういう食べ方を日常的にするのならば、トースターを別に用意する方がいろいろとつごうがいい気がする。