(テスト)単純な図を用いて習熟コストと移行コストを表現しようとするテスト。
仕掛け的に近い配列がなるべく近い角度となるよう線を引き、予想される移行コスト(というか、移行にかかるコスト対ベネフィット比)を表現できないだろうか……と思い、とりあえず以下のような表を書いてみました。
いろいろな意味で、現状はテキトーです……角度とか。
もっと極端に離れていたり、もっと極端に近かったりする配列があるはずなのですが、今回はひとまずすべてを同じ角度で離して書いています。
ここに書く入力法が増えれば、いろいろと角度を調整していくことになるだろうと思います(というか、2次元的に表現できるのかどうかは微妙ですけれども)。
ここではひとまず、なんとなく浮かんだ8つの入力法を並べてみました。
「小梅とTRONかなと親指シフト」および「かえであすかと飛鳥カナ配列」は位置が異なるかも……という気もしたのですが、今回はそのあたりも深くは考えずに配置しています。
本当は、「近い配列ほど移行コストは少なく覚えられるが、使い分けをするには移行コストが遠い配列と共用するほうが混乱しにくい」あたりが表で実現できれば良いのですが、今の表ではまるっきりそれを表現できていないところがまずいですね。
「ほかの配列に移行するだけのメリットが得られない」場合というのは、理由としていろいろあるはずで、その点についてはこの書き方ではまとめて「慣れ具合」としてしか表現できていないところが、この方法での大きな問題点かも……と思っていたりします。
ぱっと思い浮かぶ範囲では、移行への閾値が高くなる理由として
- 現状で十分満足している
- 移行用のハードウェア環境を整備するのが面倒
- 移行用のソフトウェア環境を整備するのが面倒
- 移行用の練習が面倒
- 選択肢の即座意を知らないことそのもの
- 移行先の配列が固定されていない
- 移行によって元の入力法を忘れる可能性があること
などがあげられそうですが、これらについて個別に表現することもできそうにはないので、その点でも問題がでるかもしれません……。
最終的には、「どの程度まで今の配列に習熟してしまうと、乗り換えによるメリットを享受できなくなってしまうか」というあたりの移行効果喪失点を探し出せればよいのかもしれないですが、ここには年齢や利用期間も絡んでくるはずで、そこまで表現するのは無理なのかも……。
でも、もし仮にできるのであれば、取り組んでみたい気もします。
そういえば……。
昨日の日記を読み返していてふと思ったのですが、「昔はJISかな、今はロマかな、将来はかなめくり」が標準的に使われる……とすると、将来はパソコンでの日本語入力法について「(標準はかなめくりだから)かなめくりと何か、という形で、パソコン用の入力法がフラットな評価によって選択される」可能性が、ある程度出てくるのかも……と、ちょっとありえないですけどそんな方向性についても考えていたり。
もちろんこんなことが実現されるためには【「キー入力入れ替えソフト」のJIS規格化を目指して。】が現実になってくれないと無理(いや、JIS化とは関係なく実装されることこそ必要)なのですが、将来の動向については先行して予想できるかどうかについて検討してみる価値があるのかもしれません。
……って、今回もまとまりのないネタになってしまった……orz。