夫婦でデート


「みんな。
 今日は俺達の一夜限りのライブに来てくれて
 どうもありがとう。
 みんな。周りを見てみろよ。
 そこには、お前らを支えてくれている仲間が
 たくさんいる。
 そんな今日のことを思って
 歌います。
 ゆずで、友達の歌。」



今日の午前中は長男の音楽発表会だった。
各クラスの代表何チームかが学年のみんなの前で
音楽を発表する。
息子達はゆず。
ある生徒達は二人でリコーダー。とか
一人でオカリナ、ピアノの弾き語り、バイオリン独奏、エレクトーンで一人オーケストラ、
何人もでボイパつきのアカペラ、エレキとドラムがちゃんとついたバンド等
あらゆるジャンルに渡っていて
コミカルなのもあって面白かった。
最初の言葉はボーカルだった長男が勝手にMCしたもの。
(って一夜じゃないし俺達のライブじゃないんだけど・・・)
司会の先生はちゃんといるんだし
こんなこと言ってるグループなんてなくて
息子はやや暴走気味ではあった・・・
でも、学年のみんなは暖かく声援を送ってくれてたし
多分大丈夫なんだろう・・・。
毎年密かに出たかった音楽発表会にやっと出られて
先ほど帰宅した長男は何かをやり遂げた顔をしている。



ところで、その発表へは私と、そして珍しく夫も来ていた。
興味ない振りをしていても本当は息子の学校での顔が見たかったに違いない。
思いがけず、二日続けて夫婦で行動。
その発表会の後は二人で鎌倉へ。
夫の通う鎌倉彫教室の、今季の卒業生の作品展だと言うので行ったのだが
(夫はまだ一年なので卒業しないけど、三年間で一区切り、なんだって)
行ってみたらそれは昨日で終わっていたらしく無駄足に・・・
だけどちょうどお昼だったので
二人でランチすることにした。
夫婦で小町通りを歩くなんて、独身時代のデート以来だ〜。
和食がいい、と言い張っていた夫だが、
何故か突然「ココでいいよ」と指差したのは喫茶店。
え〜☆
ココにしてくれるの〜?
ココ、鎌倉で私が一番好きな場所だよ〜。
小町通りの喫茶店「モア」。
昔ながらのランチとかやってて、雑誌とか置いてる喫茶店。
大学の時に何度も通ったし
もちろん夫と来たこともあるし
子供達と休憩で立ち寄ったこともある。



そばが食べたいって言ってたのにココにしてくれるなんて。
ちょっと感激。
「ココのこと憶えてたの?」って聞いたら
「知らない」と一言言われてしまったが
本当は知っててココに入ってくれたと信じたい。
二人でランチした。
16年目のモアでのデートだった。
店内の最後のBGMは私の大好きな「青い影」だった。

完読「蛇行する川のほとり」


面白かった〜!quiaさん、ありがとう!!
っていうかquiaさんが好きそうな、そして私が好きな感じの物語ですね。
がんばっていきまっしょい」が好きで
花とアリス」が好きな私達は
きっとこの話は好き。
とくに「花とアリス」とは何となく同じ雰囲気を少し感じる。
恩田陸はきれいな男の子達と女の子達を魅力的に書くのがうまいと思う。


麦の海に沈む果実、も好きなんだけど
あれって少し特殊な感じがするので
この物語のほうがもう少し広く読まれるんじゃないかなぁ。
まだ一度しか読んでないからきちんと分かってなくて言ってるかもしれないけど
上と外、みたいに分かりにくくないし
ドミノ、みたいに俗っぽくなくて気高い感じはするし
だけど麦、みたいに入り込みすぎて想像しづらい部分がこっちのほうが少ないように思う。
(どれも私は好きだけどね。)
暁臣。ね。
きれいで、ナイフみたいな心を持ってて、でも本当は純粋で。

ね。quiaさん。→quiaさんのブログ(9月15日)*1へ。