p1**高尾山 飯縄権現

高尾山の写真ともに、飯縄権現について簡単に説明します。




高尾山薬王院の御本尊であるこの飯縄大権現は、不動明王を仮の姿として衆生を救済する徳を持った仏神といえます。




飯縄権現は、平安時代、長野県飯縄山上に奉られた飯縄権現に原点があり、ここから全国に飯縄信仰が定着していったと考えられています。
飯縄山の名は、山にこもった行者が山頂の砂を食べながら修行していたという伝説から、飯砂山、転じて飯縄山といわれるようになりました。




▲ここにあるざるにお金を入れて洗うと増えて返ってくるらしい。


さて、ここ高尾山ですが、永和元年(1375年)京都の高僧沙門俊源が入山し高尾山中の琵琶滝で苦行修行を行い、飯綱大権現の霊神を感得し、それまで荒れ果てていた寺院を復興、高尾山復活の道を開いたとされています。




本殿にはご本尊の飯縄大権現が安置されていますが、秘仏とされており開帳されていません。飯縄大権現堂正面両脇には大天狗、小天狗、さらに手前の山腹斜面には明治42年(1909)に建てられた三十六童子像が、それぞれ御本尊飯縄大権現の鎮座する聖域を形作ってます。







高尾山 薬王院の日記も参照してみてください。









高尾山総合インフォメーションより抜粋


EOS50D photo by HETARE photographer



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