屍姫 赫

屍姫 赫/屍姫 玄

屍姫 赫 第一巻【初回限定版】 [DVD]

屍姫 赫 第一巻【初回限定版】 [DVD]

今期終了第二弾。結局棒は棒のまま。
キャスティングミス・・・と言っていいんだろうなあ。原作未読だったとはいえ、たぶん代替わりの話になるんだろうなあとは想定していたので、ラストがこういう展開になるのは想定通り。問題は、ラス前の本来感情を爆発すべき演技が全て無音(映像演出のみ)になっていたこと。声優家業で一番難しいのがこういう生の感情を爆発させなくてはいけない部分ではあるんだけど、ようするに主役級の二人=二人の棒はそういう演技が全く出来ないことを当初から想定していたんだろう。で、次善策として画面演出で逃げた、と。もともと良い演技をしていた上でこういう見せ方だったなら「へえ・・・なんかガイナらしい演出だなあ」とか思えたんだろうけど。
それ以外は案外悪くなかったと思う。angela節も久々に全開で聞けたしね*1
まあそんなわけで、引き続き「玄」も見る予定。

*1:OPは早見再生で見た方がかっこいいと思う。

メガコーン チーズ味

ジャパンフリトレー株式会社
フリトレーが出した巨大スナック菓子。流石外資流れの会社の企画。とゆーか、HP見る限りは変な商品&コラボ商品ばかり出しているんだなあ、ここは。
コンビニで「期間限定」「衝撃のドでか」とかあったので洒落で買ってみた。・・・でけえよ!(笑)なんというか、筒?トイレットペーパーの芯をさらに一回り太くした感じで、袋の中には正確に「8つ」数えられる。いやあ、なんのギャグ商品だよ、これは。

ニコニコ動画の「ニコ割アンケート」

http://www.nicovideo.jp/static/enquete/
ニコニコ動画の機能にアンケート機能がある。不定期かつリアルタイムに行われるアンケートであり、会員登録している視聴者のプロフィール情報を元にして実施される画期的な機能になっている。その上、接続人数も非常に多いのでアンケート結果として有意な数字が出やすい利点もある。実際、この機能が出てきたときは「ああ、そういう使い方があったか」と感心したもの・・・だったんだけど。最近、様子がおかしい。
社会学」ってのは人類の学問としてはまだまだ駆け出しであり、研究手法も千差万別。その手法の一つに「社会調査法」がある(要するにこういうアンケート等のこと)。当たり前のことだが、これのキモは「如何に偏向のないプレーンな結果を、有意な数だけ入手できるか」の一点であり、様々な人が様々な方法を編み出し、研究している最中である。実際これは極めて難しいことであり、たぶん100年やそこらでは決定打は出てこないと思う。
そして逆を言えば、自分にとって都合の良い情報だけを入手したい人にとっては、極めて容易かつ説得力を持つ方法でもある。

  • 質問と選択肢の内容が、自分(達)にとって都合の良いものだけになっている。
  • 「質問」という名の撒き餌で一定の「偏向意識」を徐々に植え付けさせる。実際は最後の質問だけが本命であり、そこで(無意識のうちに植え付けられた)「偏向」に沿った解答が出やすくさせる。
  • 解答終了後、改めて冷静に考えるとテーマとあまり関係のない質問が混じっている。(これが本命)
  • どの選択肢を選んでも、質問者の解釈次第で都合のよい結果&根拠にされるものになっている。
  • 「一般人から無作為抽出」といいつつ、実際はある程度"都合の良い意識"を共有する母集団から無作為抽出しただけ*1

まあ他にも色々あるけど。本来「第三者的立場でアンケート結果を見て、今後の研究分析用のネタにする」べきものが、ひたすら「持論を正論とするための後付材料ネタ」として極めて簡単に使用できるのが、アンケート調査の恐ろしいところである。
で、昨今政治や規制がらみのニコ割りアンケートが多いんだけど、とにかくこれに綺麗に抵触するアンケートばかりで苦笑いしか出てこない。とにかく選択肢が露骨すぎるのだ。しかも通常こういうアンケート結果は細切れにされてしまい、都合の良い部分だけを都合の良い文脈の中で使い回されることがほとんどだ。実際、そういう結果ばかりだ。
じゃあ答えなければいいじゃん・・・とも思うが、そこで「ニコ割アンケート」のリアルタイム性が生きてくる。簡単に言うとクイズ番組のように時間制限があり、「とにかくどれかを選択して次に進まなきゃ」という強迫観念が生まれてくるのだ。結果、無視しても良い質問すら「とにかく何かを選ぶ」という行為に出ざるを得ない。そしてその結果がまた利用されるのだ。
ニコ割アンケート」というシステムはとても面白いと思うので、こういう部分をしっかり考えて運用することをニコ動運営は熟慮するべきと思う(一端停止して、である)。

*1:『死刑制度廃止』について、遺族側と犯人側でアンケートを採れば間違いなく正反対の結果が出ることと同じ。