とめはねっ!(9)

とめはねっ! 9―鈴里高校書道部 (ヤングサンデーコミックス)

とめはねっ! 9―鈴里高校書道部 (ヤングサンデーコミックス)

今回は色々教訓を含んだ話が多かったなあ。「自由に好きな形の書」なのか「競技書道」なのか。身内に書家(本作のファン)がいるのでなんとなく話を聞いたり、今回の感想を聞いてみたら「よく調べて描いてるね〜」と感心してた。
しかし、おばあちゃんたちの女学院時代のエピソードが楽しい。大江のばあちゃん、どんだけフリーダムなんだよ(笑)。そして笠置さんのほうは、読めば読むほど今でも交流があることが謎すぎる(笑)。まあ、本人としてもあまり付き合いたくはないけど、なんか気がつくと隣に大江さんが居るって感じなんだろうなあ。なんかこの空気感はいいね。

花咲くいろは(3)

花咲くいろは(3) (ガンガンコミックスJOKER)

花咲くいろは(3) (ガンガンコミックスJOKER)

どんな形かは分からないけど「新作映像制作決定」が決まってファンの私大歓喜の中の本作。一応本筋を追う形とはいえ、多くのオリジナル要素(というか別次元的な要素)が含まれていて非常に読み飽きない。なにより、こちらは女子高生らしい生態(デフォルト気味だけど)が描かれていて本編と違う楽しさが多く含まれているのが良いね。
私のポリシーとして、例え原作からのノベライズ/コミカライズであろうと、きっちり個性や独自性を出してくれた方が想像の幅が広がるのでとても嬉しい。まあ「サンナクチ」はすっかり消え去ってしまったけど…これはテレビの「ホビロン」がインパクトありすぎたから致し方ないかなあ。

山風短(4)

山風短(4)忍者枯葉塔九郎 (KCデラックス ヤングマガジン)

山風短(4)忍者枯葉塔九郎 (KCデラックス ヤングマガジン)

どんな話かと思いきや、また凄い話ですな(苦笑)。まあ(3)の内容が青春群像劇っぽくてちと物足りなかったので、やっぱこういう話のほうが素直に楽しいですな。最初読み始めたときは、一番最後は結局もとサヤに戻る物語かと思ってたけど…その辺りはやっぱりシビアですなあ。でも、これは塔九朗が正しい。

ジャイアントロボ バベルの籠城(1)

作品の時系列どうなってんだっけ…と思ってwikiを確認。順番としては前作がOVA版に相当するもので、これが最終エピソードらしいけど…細部というよりかなりの部分が違っているからなあ(苦笑)。今川監督が脚本書いているからなんらかの整合性はあるんだろうけど、銀鈴が普通に生きてるからなあ。もっかい、ちゃんと前作読み直した方がいいんか?

trash.(2)

trash. 2―STARRING BY BULLET & FRAN (ヤングチャンピオン烈コミックス)

trash. 2―STARRING BY BULLET & FRAN (ヤングチャンピオン烈コミックス)

第一巻の時は、やっぱD.P氏はヤマケンにはなれないなあ…と思っていたけど、なんか調子が出てきたのかな。ヤマケンテイストが少しずつ染みついてきた感じがする。勿論、これがD.P氏への賛辞にはなりえないことは理解しているけど、この手の話はヤマケン自身が描きたいものだったろうから、そのゴーストライターみたいな形で描いている以上はそれ以上の評価はしにくいかなあ。んで、これでスーが仲間に加わってくるんかねえ。能力的には「根性」くらいしかないから、あまり仲間にするメリットなさそうだけど。
でもやっぱ、ヤマケンの説明ページ見るとちょっと寂しくなるね。精緻な「円」を基調とした可愛いキャラと臓物の描写が、網膜剥離一つでこうなってしまうのか、という現実を見るのは。というか、普通に線を引けなくなるくらいの網膜剥離ってどういう状況なんだろうか…。