友人A君がギターアンプを持参。弊社の電源トランス、チョークコイルとアウトプットトランスが真空管とともに筐体に搭載されていた。
このAMPはA Hard Days Night(邦訳 ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! )の映画でギターのGeorge Harrison等がこのVOXのAMPを使用していた。その音を再現すべきベースを弾くA君はこだわり続けてきた。そしてようやくこのようにAMPを完成させた。
私たちもBeatles世代のため、エレキギターを大人になるまで弾いていたので興味は深い。そしてその音作りに貢献させていただいた事は光栄である。
世にオーディオ用のトランスは多く出ているが、ギターアンプ用のトランスは需要が少ないせいかあまり見かけない。オーディオ用とギターアンプの違いは、A君の話では音の歪にありそうだ。そのためにはアウトプットトランスの影響が大きいそうだ。この搭載されたアウトプットトランスはオリジナルのコピー品であったが、2号機のアウトプットトランスでは「音がwarmである」と評価を受けている。現在AK氏のアドバイスで世界一のアウトプットトランスを製作中。年末までには完成の見込み。
ギターアンプ用のアウトプットトランスの要望があれば、今後も生産対応してゆきたい。若き日の夢の実現にお手伝いをするためにも。
協力:トランス事業 - 変圧器・トランス・フィルムのアテネ電機