まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992018-02-19

家を出るギリギリの時間まで絵織りを進め、最後の最後に目が飛んでいることに気づき、ほどいて織り直している時間はなさそうなのであきらめ、千代田線と日比谷線を乗り継いで東銀座の東劇へ。メトロポリタン・オペラのライブビューイング、今シーズンの4作目はプッチーニの「トスカ」。

13時半すぎに着いて発券したら、あれ? 14時半から? 14時からだと思ってた〜。あと30分あったら織り直しできたなぁ。ロビーのソファで手帳への書き込み等をしているうちにちょうどいい時間。人気作だけあって、平日の昼間なのにかなりの入り。

「トスカ」はMETのライブビューイングでも3回め。今回はデイヴィッド・マクヴィガーによる新演出で、原作に忠実だという装置も衣裳も従来よりクラシカルで重厚感があり、素晴らしかった。敵役のスカルピアをジェリコ・ルチッチ。トスカを従わせようとするのが性的な欲望というよりは支配欲なのが明確なのでいやらしさがなく、合唱と重なる「テ・デウム」での歌唱も素晴らしかった。タイトルロールはソニア・ヨンチェヴァで、METでは「椿姫」に続く主演。でもこの作品って、主役はたしかにトスカなんだけど、なんといってもその恋人カヴァラドッシのアリア「星は光りぬ」が聴かせどころで、それを存分に堪能させてくれたのがヴィットリオ・グリゴーロ。いやぁ、アンコールでもう一度聴かせてほしかったぁ〜。最後は銃殺されてしまったのに、カーテンコールではジャンプして元気いっぱい。やんちゃな少年のよう。インタビューでも弾丸トークで、こういうところも魅力なのよねぇ。

大満足で東劇を後にし、自宅の最寄り駅まで帰り着いてからココ壱のグランドマザーカレーで夕食を済ませ、帰宅してすぐ絵織りに専念。23時すぎにようやく織り終えたものの、最後のほうは縦糸の残りが少ないので横への伸縮性が少なく、これはまずいかも…と心配しながら織っていた。そしていざ織り機からはずしてみると、ああ案の定、上のほうは幅が若干、狭まってしまっている。縦糸の本数が多すぎるのを両端に詰め込んでいたから、横に伸ばしながら織らざるを得なかったので、最後まで同じように伸ばすことができなかったのが敗因。ものすご〜く大変で、何度もほどいては織り直してようやく完成させただけに、きれいな長方形にならなかったのはショックだなぁ。

…と嘆いているヒマはない。すでに日付が変わろうとしていたけれど、少しでも、と書類が届いた後しばらく放置していた英訳をスタート。いざ始めたらついキリのいいところまで進めたくなり、気がついたら午前5時近かった。でもたくさん送られてきたファイルのうち最初のひとつがなんとか終わり、今後のめどが経ったので、上出来 (^^)