始まりは雨そして終わりも雨


F1GP最終戦・ブラジルGPはフェリペ・マッサが優勝しました。先頭でチェッカーフラッグを受けた時点では
ルイス・ハミルトンは6位、同点の場合は優勝回数の多いマッサがドライバーズチャンピオンになるはずで
した。
しかし最終ラップの最終コーナーでドライタイヤで勝負を賭けていたティモ・グロックを交わし5位に浮上、
その結果1ポイント差でハミルトンが史上最年少でのワールドチャンピオンに輝きました。
トヨタトヨタで踏ん張ることが出来ると判断してドライ勝負をしたのでしょう。タイム差を考えてたら
交換をすれば順位を上げるのは無理です。それでも「あと数百m粘っていたら」とたられば話をしたくなります。
状況を把握して表彰台に上ったマッサが胸をたたいて「俺がこのレースの勝者だ」と誇らしげにしていたのが
救いでした。インタビューでは目を潤ませながらもしっかり質問に答えていました。できることなら来年は
マッサがドライバーズチャンピオンを獲得して欲しいものです。このレースで成長したことを来年のF1サーカス
で証明してくれると信じています。