お地蔵さまがたくさん
神津島にはお地蔵様がたくさんいます。
それは、もうたくさんいます。
集落を歩いていれば、頻繁に目にすることでしょう。
特徴的なのは、そのお地蔵様の殆どに花が添えられていること。
この島の人々には、神様への信仰が自然に根付いているようです。
これだけお地蔵様がいると、中には変わったお地蔵様もいます。
ひねもすのたりとしたいのう。
と考えているように見えてしまいます。
このお地蔵様は、なにやら烏帽子のようなものをつけています。
ひょっとしたら、正確にはお地蔵様ではなく、過去に神津島に
流されてきた貴族が祀られているのかもしれませんね。
このように想像できるのも、神津島は、本土からは海によって
隔たれていることもあって、関ヶ原の合戦に敗れ、逃げてきた
石田三成の一党が住み着いたという説があるためです。
この為神津島には石田姓、あるいはそこから派生した石野田姓
が多いのだといいます。また、神津島から再び本土にわたった
彼らは、長野県の佐久市に辿り着くも、石田姓を名乗ると落ち武者狩りに
あうために、神津姓を名乗ったのだそうです。
なので、神津島と佐久市は現在姉妹都市の関係です。
離れている土地でも、意外な関係ってあるものですね。