必要なことだったんだ

 人の死、というものを実感するためにはやはり、イニシエーションつうか儀式が必要なのだな、と思ったことである。
 果てしない道のりを越えて*1辿りついたのは、緑色のリングと、見上げるとどでかい写真。
 リングに向かって献花するということで、えいやと花束を投げたのだが、ロープにバイーンと跳ね返されてあわててキャッチして苦笑、そっと花束を置いた。
 並んだ選手達に何度も礼しながら*2通り過ぎる時に、選手達の表情が見えてなんとも言えない感情がわき起こり、その時にやっと、ずっと実感できていなかったことが、実感できた。
 三沢光晴が死んだということが。
 R.I.P.



 2枚目の写真は、会場でいただいたカードの抜粋。
 一緒に並んだ強敵達*3に感謝。今日行けてよかったよ。



 「場内撮影禁止」とあったのに、こういう時、こういう場でマナーを守らない輩がたくさんいたってのはなんなんだろうね…何しに来たんだきさまら、と。

*1:並んでから3時間以上かかった

*2:彼らはいったい何時間、花を持ってきただけの俺たちに礼し続けてくれたんだろう

*3:ともだち