「モロ・ノ・ブラジル」を見る(聴く)

モロ・ノ・ブラジル [DVD]これはすごい。フィンランドの監督がブラジルに移り住んでサンバやブラジル音楽のルーツをたどるというドキュメンタリー。オシャレで都会的なやつじゃなくて、もっと土俗的でプリミティブな音楽や踊りがいっぱい。聞いたことのない地名、人名、音楽や踊りの名前もわんさか出てきて、何がなんだかわからない。今度もう一度メモをとりながら見てみたいと思っている。
ブラジル音楽に興味のない人にはものすごくつまらないものかもしれないけど、最近VIX - Positivamente curiosoのLatinJazzチャンネルばかり聴いている俺にとってはよかったね〜。
いや〜、音楽が地球上をどのように動いていったのか、思わず考え込んでしまったよ。アフリカをexodusした人類が、北東アジアを経由して南アメリカへ。一方、北アフリカや中東を経てポルトガルへたどり着いた連中が、そこへ西アフリカの人々を連れてくる。ユーラシアの東の端と西の端が地球の反対側で出会い、さらに原初の血が注がれたというわけか。サウダージというのは、不幸な出会いという原罪の響きなのか?