インフレで良いことはあるのか?(米国編)
MinyanvilleでAndrew Jeffery氏がいい記事を書いている。A Decade in Flux: What's Inflation Good For?(変動の10年・インフレで何が良くなる?)
- そもそもインフレとはなんぞや、という事ですら合意形成は難しい。
- 物価上昇=インフレ、と思う人もいる。
- 物価上昇はインフレの一症状でしかなく、通貨流通量の増加がインフレの本質だ、と説く人もいる。
- この記事ではとりあえず、消費者物価指数(CPI)で見ることにする、と宣言。(CPIが役に立つ指標かどうかはまた別の議論、と)
- 上の図はCPI6ヶ月移動平均(青)と米国住宅中間価格の6ヶ月移動平均(赤)。
- CPIと住宅価格はほぼ一貫して上昇してきたが、2003年を境に住宅価格が急上昇。(CPI伸びは緩いまま)
- そして2007年に住宅価格が急落開始。
で、Andrewの記事は締めに向かうわけだが...
Surf City CX
今日はCyclocrossのレースを見てきた。Surf Cityシリーズ最終戦。場所はAptosにある高校の敷地内。
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ローカルレースながら、先月全米選手権を制したTim Johnsonや、BissellのJaques-Maynes兄弟が走るということでカメラとビデオを持っていった。以下、抜粋。
ビデオ(1)...Tim Johnson選手。速い。
ビデオ(2)...Andy Jaques-Maynes選手。序盤でコケてたのが痛い。
写真(1)...女子優勝のMeredith Miller。ごっつい。
写真(2)...男子3位のBen Jaques-Maynes(Bissell)
写真(3)...男子2位のAndy Jaques-Maynes(Bissell)
→双子だけど、利き腕が違うのが面白い。
写真(4)...優勝はTim Johnson(Cannondale-Cyclocrossworld.com)
その他の写真・ビデオはこちらで。
政治家が特に賢いということはない。むしろ...
(0:30あたりから適当に訳)
えー、世間では今の持家推進政策と米国経済について結構心配する声が上がっているようですが。当たり前のことですが、投機はよろしくない。ですが、現状の住宅価格がバブルを形成していると主張されている人達は、大事な点を見落としているんじゃないかと思うわけです。
物価の異常なインフレ的上昇がやがて米国経済に問題を与えたという例は過去にありました。今日私たちがここで話しているのは持家推進制度です。家が対象です。そして、家には多大なレバレッジはかかりません。そこがドットコムバブルと違うところです。ドットコムバブルの時は、非現実的なビジネスに大きく投資するようなことがありました。需要のない光ケーブル網に投資するようなこともありました。
家は違います。家は誰かが住み続けるものです。そりゃ、誤差程度の、数%の価格下落はあるかもしれない。でも、相場が崩壊するようなことはあり得ない。住宅相場はバブルなんかじゃないんです。ですから、引き続き持家推進政策は続けていきますんで。
→結果は御存知の通り。